20250824日曜午前礼拝
聖書:エペソ5:24−27
題目:奥義としての結婚
賛美:1、381、620(1, 2)
説教:高曜翰 牧師
“そして教会がキリストに仕えるように、妻もすべてのことにおいて、夫に仕えるべきである。 夫たる者よ。キリストが教会を愛してそのためにご自身をささげられたように、妻を愛しなさい。 キリストがそうなさったのは、水で洗うことにより、言葉によって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、 また、しみも、しわも、そのたぐいのものがいっさいなく、清くて傷のない栄光の姿の教会を、ご自分に迎えるためである。”
エペソ人への手紙 5:24-27 口語訳
1。なぜ結婚するのか?
①世間での結婚しない理由
❶日本:出会いがない。独身の自由さ、気楽さを失いたくない。
フランス、ドイツ、スウェーデン:必要性を感じない。同棲のままで十分。
❷結婚夫婦と同棲夫婦の法的・社会的差は縮まっている。
その子供の法的・社会的差も縮まっている。父親の認知で、同等の法的権利を得る。
❸結婚による経済的安定や社会的信用、法的保護、孤独の解消よりも、
結婚しないことによる心理的な自由が大きい。
②聖書の教える結婚
❶子供を含む家庭は、神様の与えた結婚制度の中で、夫婦の一致を通して得るもの。
❷結婚は神様との3者間契約であり、契約の中で祝福を得られる。
❸そして、夫婦関係を通してキリストと人間の関係を学び、聖化していく奥義である。
2。本文解説
①背景
❶パウロが約3年活動したエペソは、アルテミス崇拝と商業活動が結びついた都市。
⑴エペソのアルテミス神殿は33箇所ある中で最大。世界7不思議の1つ。
⑵アテネのパルテノン神殿の4倍の大きさ:柱1本が18m(6階建ビル)。
⑶アレクサンダー大王が資金援助、完全な大理石製。
⑷ギリシャ美術や彫刻が集結。銀行の役割。宗教・経済・政治の中心。
❷エペソでは、独身や処女性を守ることが高潔で神聖。結婚は実用的で利益重視。
⑴神殿には女性祭司が多数仕えており、社会的尊敬を受けていた。
⑵夫は家族の経済的、法的支配者であり、妻は生殖、家系維持の役割。
⑶エペソ教会の結婚観もアルテミス崇拝の影響を避けられない状況。
②24節:妻は主に従うように夫に従いなさい
❶夫が優れていて妻が劣っているから従え、と言っているのではない。
❷霊的・創造の秩序における役割を教えている。
❸人がキリストに従うように、妻が夫に従うことを教えている。
③25節:夫はキリストが教会を愛して自身を捧げたように妻を愛しなさい
❶夫が力や権威で妻を服従させなさい、とは教えていない。
❷感情的な愛でもなく、自己犠牲的な愛で愛するように教えている。
❸キリストが人を救う為に命を捨てた様に、夫が妻の為に命をかけるべき。
④26節:キリストがそうしたのは、教会を御言葉によって清め、聖なる者とするため。
❶キリストの自己犠牲は、単に救う為だけでなく、人を御言葉で導き成長させるため。
❷夫の犠牲は、妻を単にこの世から守る為だけでない。
❸夫には、神に従う者として共に成長させる責任がある。そのために妻が従うべき。
⑤27節:清くて傷のない栄光の姿の教会を、迎え入れるため。
❶キリストの自己犠牲の最終目的は、人を「完全で聖なる存在」にすること。
❷キリストの花嫁として、神の国に迎え入れるため。
❸それは、夫婦が役割を明確化し、お互いに補い合うことで完成する。
⑥奥義としての結婚
❶夫婦関係を通してキリストと人との関係を学ぶ。
❷妻は夫に従い、夫は妻を命懸けで守り導く。
❸そうすることで、人は神の国の民に相応しい存在として清められる。
3。適用
①結婚はキリストと人との関係を学ぶ場所である。
“わたしのいましめは、これである。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。 人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。”
ヨハネによる福音書 15:12-13 口語訳
❶この言葉通りイエスは命を使って、私たちを愛した。そして私たちはイエスに従う。
⑴結婚はキリストの愛を経験し実践するのに良い場所である。
❷結婚することで、愛する事と従う事とを実践的に学ぶことができるのである。
⑴独身は独身で、神様に従うための十分な時間を使うことができる。
❸結婚による家庭は神聖な場所となる。
⑴現代社会「結婚は墓場」、エペソ「結婚は世俗的」
⑵ちなみに、教会の行事は、人を集める事以上に、愛を実践する場である。
②妻は夫に従いなさい
“同じように、妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば、たとい御言に従わない夫であっても、 あなたがたのうやうやしく清い行いを見て、その妻の無言の行いによって、救に入れられるようになるであろう。”
ペテロの第一の手紙 3:1-2 口語訳
❶ペテロの時代、信仰を持たないキリスト教の妻が多かった。
⑴御言葉を教えても理解できず、受け入れられない。
⑵態度によって、影響を与えるように言っている。
⑶優しさや忍耐、清らかさなどが、夫の心を動かす。
❷妻の役割は従うこと。
⑴現代社会「夫は外、妻は内」、エペソ「夫は経済・秩序担当、妻は子育て・家事担当」
⑵従うことは負けることではない。清くなることである。
❸無条件の服従ではなく、キリストに従う心を持って服従する。
⑴時間はかかっても、キリストに従うことで、確実な影響を与えることができる。
③夫は妻を命懸けで守り導きなさい
“夫たる者よ。あなたがたも同じように、女は自分よりも弱い器であることを認めて、知識に従って妻と共に住み、いのちの恵みを共どもに受け継ぐ者として、尊びなさい。それは、あなたがたの祈が妨げられないためである。”
ペテロの第一の手紙 3:7 口語訳
❶知恵と配慮をもって、妻と共に住むことを教えている。
⑴単に生まれつき備わった力や神から与えられた権威で支配してはいけない。
⑵女性が弱い器であることを認め、恵みを共に受ける者として、尊重しなさい。
⑶与えられた力や権威は妻を守るためにある。
❷夫の役割は命をかけて守り導くこと。
⑴家庭の責任は妻ではなく、夫にある。
⑵夫が失敗すると、家庭が崩壊する。
❸祈りが妨げられない=神の祝福が家庭に現れる
⑴夫が妻を守り導くために自分の力と権威を使う時、家庭に平安が訪れる。
⑵神の方法に従うとき、その結果は神様が責任をとってくれる。
④そうすることで、夫婦が一緒に聖なる存在になっていく
❶結婚による社会的メリットや精神的なメリットを考えれば、結婚しなくていいかも?
❷独身の方が、イエスやパウロの様に神により仕えることができ、良いかも知れない。
❸しかし、キリストの愛を深く知り、キリストの様に生きたいと思うのであれば、
結婚はとても良いものである。
4。まとめ
①奥義としての結婚
❶夫婦関係を通してキリストと人との関係を実践的に学ぶことができる。
❷その方法は、妻は夫に従い、夫は妻を命懸けで守り導くことである。
❸そうすることで、人は神の国の民に相応しい存在として清められる。
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