20191009 聖書勉強会 in Jesus Love Church
聖書:創世記 5:1-29
題目:セツの系図
創世記5章では、アダムの系図とカインの系図が対照的に描かれています。その中で、セツの系図は神に似せて作られた系図となっています(1節)。
3節によると、セツが生まれた時、アダムは130歳でした。セツは神ではなくアダムに似て生まれました。これは、人間が死ぬ運命にあるためです。4節では、アダムは息子や娘たちをもうけました。そして5節に、アダムは930年生きたと記されています。神は「人は死ぬ」と言われましたが、その言葉通り、長くても千年以上生きることはありませんでした。このことは、千年王国の意味とも関連しています。
5章では、エノシュ(壊れやすい)、ケナン(鍛冶屋)、マハラルエル(神を讃える)、エレデ(守る)といった人物が登場します。23節のエノク(奉献)は、死なずに天に引き取られました。これはエノクの信仰が神に喜ばれたためです(ヘブル11章5節)。なお、カインの息子にもエノクという名前がありましたが、彼はこの世に捧げられた者でした。
エノクは、主が再び戻ってこられることを預言的に示す活動をしていました(ユダ14、15節)。これは、キリスト者が生きたまま主に引き取られる前例ともなります(1テサロニケ4章16〜17節)。恐らくこれは、4章のアダムから7代目のレメクと同世代、すなわち神に逆らう者と神に従う者が共存していた時代の話とも重なります。
27節では、メトシェラ(「彼が死ぬ時、それが来る」)が969年と最も長く生きたことが記されています。これは神の恵みを表しており、彼が生きている間は洪水は起こりませんでした。洪水は悔い改めの期間の終わりを意味します。名前の意味通り、メトシェラはノアが600歳になる直前に亡くなりました。なお、彼の父エノクは預言者でした。
28節ではレメク(兵士)が登場し、29節ではノアの意味が「この子は慰めを与えてくれるであろう」と記されています。
結論として、神は約束の種を守り、その記録を後世に残されました。私たちの神は、忍耐深く、約束を必ず成し遂げられる神であることが示されています。


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