20200508早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:使徒の働き 8:9–25
題目:神様の祝福か神様自身か?
賛美:405
説教:高曜翰 伝道師
サマリヤの町には、シモンという魔術師がいました。彼は魔術を使って自分を偉大な人物であるかのように見せ、人々もその力に驚き、彼に従っていました。
ステパノが殉教した後、同じく選ばれたピリポがこの町に来て福音を伝えます。シモンもイエス・キリストを受け入れ、ピリポからバプテスマを受けました。その後もピリポに同行し、彼が行うしるしや奇跡に驚いていました。
その後、ペテロとヨハネがピリポの働きを聞いてサマリヤに来て、信じた人々に聖霊を授けました。その様子を見たシモンは、「自分もその力を使いたい」と思い、金銭でその力を買おうとしました。
しかしペテロは彼を厳しく叱り、
「あなたは苦々しい思いに満ち、罪に縛られています」
と告げます。
シモンは自分では祈らず、ペテロに「神の怒りが下らないように祈ってほしい」と頼みました。
※教会の伝統では、シモンは後に偽教師になったと言われています。
彼が本当にイエスを信じていたのかどうかは定かではありません。
彼はマタイのようにすべてを捨ててピリポについて行ったわけではなく、関心はあくまで「自分を偉大に見せること」でした。ピリポの奇跡には従っていたものの、ペテロとヨハネが聖霊を授ける姿を見ると、その“力”が欲しくなり、過去の栄光を捨てきれずに金銭を差し出したのです。
そして叱責を受けた際も、自ら悔い改めるのではなく、ペテロに祈りを依頼しました。シモンは神の力自体は認めたものの、神の国への関心は持てず、昔の自分に戻りやすい心の状態にいたのです。
シモンの問題点
① 神様よりも「神様の祝福」に関心がある
シモンは「自分も聖霊を受けたい」ではなく、
「自分も人に聖霊を授ける力が欲しい」
と願いました。
関心は神の国ではなく、人々の注目と歓心にありました。
② お金で神様の祝福を買おうとした
神の祝福によって経済的な恵みが与えられることはありますが、
祝福そのものをお金で買うことは絶対にできません。
結論
私たちもイエス様を信じていても、ふとしたことで昔の自分に戻ってしまうことがあります。
だからこそ、日々御言葉に触れ、神の国に心を向け続けることが大切です。
神様の祝福は、ただ感謝して受け取るものです。


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