20200515早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:使徒の働き14:19–28
題目:ピンチにおけるパウロの姿勢
賛美:500
説教:高曜翰 伝道師
イントロダクション
今日の箇所には、私たちを驚かせる二つの出来事があります。
第一に、パウロは自分を殺そうと執拗に(끈질기게)追いかけ、苦しめた人々がいる町へ、もう一度自ら戻っていったということです。普通なら恐れて逃げるでしょう。しかしパウロは復讐(복수)のためでも、また説得(설득)して自分を正当化するためでもありませんでした。彼が町へ戻った目的はただ一つ――イエス・キリストを受け入れた弟子たちを励ますためでした。
第二に、アンテオケに帰ったパウロの宣教報告(선교보고)です。そこで彼は、自分が受けた苦しみや辛さを一切語りませんでした。ただ、神が多くの異邦人に信仰の門を開いてくださったことだけを報告したのです。彼は伝道の大変さを訴えることなく、神の御業だけを語りました。
では、パウロのこの“しぶとい”(완고한)信仰の力はどこから来るのでしょうか。
本文
1. パウロの伝道の旅としぶとい信仰
パウロの旅路を振り返ると、まさに試練続きでした。
-
アンテオケ:追放
-
イコニオン:暗殺計画
-
リステラ:石打ち
-
デルベ:逃亡後の宣教
彼を憎むユダヤ人たちは、有力者や異邦人、群衆を扇動(선동)して攻撃し続けました。パウロは死にそうになるほどの迫害を受けました。しかし彼はその町に“戻って”いくのです。なぜでしょうか?
それは迫害する者に復讐するためではなく、そこに残された 弟子たちを励まし(격려, 위로)信仰を固めるためでした。
ここに、迫害を恐れず、なお喜びを持って福音を伝え続けたパウロの姿勢があります。
私たちも同じようにできるでしょうか?
(例:アフリカに派遣された靴屋の二人の社員――環境に対する視点の違い
誰も靴を履いていないことに対して、1人は嘆いたが、1人は喜んだ。)
では、パウロの力の源とは何でしょうか。
2. 聖霊に満たされていたから(Acts 13:52)
アンテオケから追放された時でさえ、パウロとバルナバは 「喜びと聖霊に満たされていた」 とあります(13:52)。
聖霊に満たされると、恐れの中でも喜びを持って福音を宣べ伝える力が与えられます。
そのパウロには、いくつかの姿勢がありました。
聖霊に満たされたパウロの3つの姿勢
1. 与えられた環境で全力を尽くす
サウロ時代(9章)も、パウロとして召された後(13–14章)も、彼は与えられたところで最善を尽くしました。環境の良し悪しに左右されず、神が置いてくださった場所で忠実に歩んだのです。
2. 神の意思を探す
彼は重要な決定をする時、断食と祈りをもって神の御心を求めました(13:2–3)。
また、聖霊の導きに従って進み(13:46, 15:28)、迫害者に対しては仕返ししようとはしませんでした。
復讐は人のすることではなく 神の仕事 です。
私たちがパウロのようになるか、あるいはヘロデのようになるかは、神の計画の中で決まっていきます。
3. 神がしてくださったことを思い出す
パウロは説教の中で、常に神の歴史的な御業を語りました(13:14以下)。
「自分が何をしたか」ではなく、
「神が何をしてくださったか」を思い起こすこと――
それが信仰を強め、聖霊に満たされる秘訣です。
私たちもまた、神の計画の中に生かされていることを思い出す必要があります。
結論
聖書は、
「信仰によって御霊を受ける」(ガラテヤ3:14) と言います。
また、
「行いのない信仰は死んでいる」(ヤコブ2:26) とも語ります。
つまり、
御言葉を読み、信じ、その通りに行動すること が信仰生活の核心です。
そのために、パウロが示した三つの姿勢を私たちも実践しましょう。
-
今いる環境で全力を尽くす。
-
神の意思を探す。
-
神がしてくださったことを思い出す。
この歩みを通して、私たちもパウロのように聖霊に満たされ、どのような状況でも喜びをもって福音を証しする者となっていきましょう。


댓글0개