20210604金曜祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:レビ19:19,
26–28
題目:タトゥーしてもいい?
説教:高曜翰 伝道師
【導入】
まず質問します。
「タトゥー(문신)を入れることに反対の人は手を挙げてください(손을 올려주세요)。」
レビ記19章には、理解しやすい教えと、理解しにくい教えがあります。
1.理解しやすい教え
以下のような命令は、今でも守るべきだと分かりやすいものです。
- 親を敬え(Respect your parents)
- 偶像を作るな(Do not make idol)
- 貧しい人のために、畑の収穫をすべて刈り取るな(Do
not reap everything for poor people)
- 盗むな(Do not steal)
- 嘘をつくな(Do not tell a lie)
- 障害者をいじめるな(Do not bully
disabilities)
- 不正をするな(Do not judge
unfairly)
- 兄弟を憎むな(Do not hate your
brothers)
- 復讐するな(Do not revenge)
これらは今の私たちでも素直に受け入れられる教えです。
2.理解しにくい教え(19節)
ここからは、一見すると理解が難しい教えです。
- 家畜を混ぜるな
例:Donkey + Horse = Mule(ラバ) - 二種類の種を同じ畑にまくな
例:Rice + Bean - 二種類の糸で作った服を着るな
例:Cotton + Polyester
申命記22:9でも同じ規定があります。
- 牛とロバを組み合わせて耕すな
- ブドウ畑に二種類の種をまくな
- 羊毛(Wool)と亜麻糸(Linen)を混ぜた衣を着るな
→これらは当時、異邦人の魔術的な宗教習慣と結びついていたため、神の民がそれを真似しないように定められたものです。
3.理解しにくい教え(26–28節)
26–28節もまた、背景が分からないと理解しにくい教えです。
- 血がついたまま食べるな(例:レアステーキ)
- 髪の毛や髭の両端を剃るな(例:ファッション目的のカット)
- 入れ墨(Tattoo)をするな
→これらも、異邦人の偶像崇拝の習慣と強く関係していました。
4.私たちは律法を守るべきか?
では、現代の私たちはこれらの律法を守らなければならないのでしょうか?
答えはこうです。
- 私たちはモーセの律法ではなく、キリストの律法に従うべき(Galatians
6:2)。
- モーセの律法は、イエスが成就されたため、救いの条件としては必要ない(Romans
10:4)。
- キリストの律法とは、
神を愛し、隣人を愛すること(Mark 12:28–31)。
律法の形式よりも、神の意図を理解することが大切なのです。
5.キリストの教えをどう守るか
「新約聖書ではタトゥーを禁じていないから、自由にしていいのか?」
そう単純ではありません。
旧約・新約ともに、神の意図を理解することが必要です。
また、隣人への影響も考えるべきです。
●悪い例:鞭打ちの数字だけにこだわったユダヤ人
申命記25:3では、鞭打ちは40回を超えてはならないと命じています。
しかし彼らは「40回を超えて罰されると困る」と考え、39回にこだわるようになりました。
パウロはこの39回の鞭打ちを5回も受けています。
→彼らは人への憐れみより、自分が罰を受けないことばかりを気にしたのです。
●良い例:コリントの被り物
1コリント11:2–10で女性に被り物を求めているのは、
当時「被り物のない女性=神殿娼婦」と見なされていたためです。
→つまり「文化と社会的意味」を踏まえた指示でした。
●今日の聖句の応用
2コリント6:14
「くびきを共にするな」
→結婚相手やビジネスパートナーは価値観を同じくする者を選ぶべきという原則。
6.刺青(タトゥー)をしてもよいのか?
現代の文化も考える必要があります。
●日本の場合
- 刺青はヤクザの象徴
- 「死ぬまでヤクザである」という誓い
- 刑務所内での自己証明
- 威圧のため
→一般的な印象は非常に悪い。
●アメリカの場合
- 5人に1人がタトゥーをしていると言われるが、自然な印象はまだ少ない
- 就職時に不利になることもある
クリスチャンが、他者に悪い印象を与えるものを「わざわざ選ぶ」ことには注意が必要です。
●何より大切なのは「動機」
タトゥーだけでなく、酒やタバコなども同じです。
「なぜ、それをするのか」
- 神様のためか?
- 隣人の益のためか?
- それとも、自分の満足だけのためか?
動機が自己中心であれば、それは良いことではありません。
【結論】
1.私たちはモーセの律法の下には生きていませんが、
律法を通して神がどのようなお方かを知ることは良いことです。
2.聖書の「抜け道」を探すのではなく、
そこにある神様の思いを知り、それに応えて行動することが大切です。
3.何かを行うとき、
それが神にとって、そして人にとって良い影響があるかどうか
を考えましょう。
ローマ14:23
For whatever does not proceed from faith is sin.


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