20210619早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:民数記 8:1–4
題目:燭台の意味
賛美:433
説教:高曜翰 伝道師
民数記8章は、レビ記8章と似た内容を含んでいますが、大きな違いは レビ記が祭司の任職 を扱うのに対し、 民数記8章はレビ人の任職 を扱っているという点です。
1〜4節は奉仕に入る前の、大祭司アロンにだけ与えられた重要な命令が記されています。
1. 燭台に火をともすという命令
神はアロンに、
「燭台に火をつけなさい」
と命じられました。
これは、レビ人の奉仕が始まる前に行われるとても大切な儀式です。神の働きには、守るべき正しい順序 があるということを示しています。
(例:労災保険を受けるためには、決められた手続きが必要であるように、神様の働きにも正しい順序がある。)
2. 燭台(メノラー)が象徴するもの
燭台の詳細な構造は、出エジプト記25:31–37、37:17–24に記されています。
その特徴には深い意味があります。
1. 1タラント(約34kg)の金で作られている
→ 金は錆びない。つまり、永遠 を象徴する。
2. 7つのともしび皿がある
→ 聖書で7は完全数。完全さ を意味する。
3. アーモンドの形をしている
→ アーモンドは1月に芽を出すことから、
復活・生命 を象徴する。
これらすべては、燭台が イエス・キリストを象徴している ことを示しています。
3. ともしび皿と油の意味
ともしび皿にはオリーブオイルが入れられます。
聖書で 油は聖霊を象徴 します。
つまり、
光=キリスト
油=聖霊
です。
4. 幕屋に光が必要な理由
幕屋には窓がなく、内側はとても暗い構造になっています。
その暗闇を照らすために燭台が置かれました。
これは、
神の働きは「世の光」ではなく、「神の光(キリストの言葉と聖霊の導き)」によってのみ行われる
ということを表します。
いくら能力があっても、神の光がなければ正しい奉仕になりません。
パウロはとても優秀な人物でしたが、神の光がなかった時代には主を迫害しました。
光がなければ、祭司であっても奉仕は無益です。
5. 間違った奉仕の例
• 自分の力で神の栄光を表そうとする奉仕
• 自分の祝福を優先に求める奉仕
• 文化的習慣として形だけ行う奉仕
これらはすべて「神の光」ではなく「人間の光」で働く姿です。
6. 結論
私たちは、
自分の力だけで奉仕していないか?
と、常に点検しなければなりません。
• 教会で奉仕するとき
• 礼拝するとき
• 賛美するとき
• 献金するとき
そのすべてが 神の光のもとで行われているか をよく考える必要があります。
奉仕は準備の段階から、まず「主を一番」に置かなければなりません。
また、燭台に使われた金は「神の永遠」を表すだけでなく、
信徒の信仰も、槌で叩かれて形作られていく金のように鍛え上げられる ということをも教えています。


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