20210917早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:テサロニケ人への第二の手紙 2:13–17
題目:テサロニケ教会の生き抜く力
賛美:64番
説教:高曜翰 伝道師
1.テサロニケとは?
テサロニケは、ローマ帝国マケドニア州の首都で、人口およそ20万人。陸路・海路の交通の要所として栄えました。「テサロニケ」という名前は、アレクサンダー大王の後に王となった者の王妃の名に由来します。また、嵐を起こして船を沈める“人魚テサロニケ”の伝説も残っています。
当時のテサロニケは、アテネと同様に自由都市として扱われ、自分たちの貨幣を鋳造することが許され、ローマ兵の駐留もありませんでした。現在もギリシャでアテネに次ぐ第二の都市です。
古くからユダヤ人商人が集まり、ユダヤ会堂の力が非常に強い地域でした(ホロコースト以前には特にユダヤ人が多かった)。そのため、イエスやパウロの教えに反対する勢力も少なくありませんでした。
2.テサロニケ教会とは?
パウロが滞在したのはわずか3週間でしたが、その短期間で多くの人々がキリストを信じ、教会が急成長しました。ユダヤ人からの迫害は非常に激しかったにもかかわらず、信徒たちの成長は止まりませんでした。
パウロはこの教会を非常に誇りに思っていました。手紙はコリントから書かれたものですが、パウロはテサロニケ教会に対し、むしろコリント教会のために祈ってほしいと願っています。コリント教会は、性的な堕落、妬み、争いが絶えず、信じたにもかかわらず未信者のように生活していました。頭では理解しても、心で悟っていなかったからです。
つまり、テサロニケの信徒たちは強い迫害や誘惑の中にありながらも、他の都市とは比較にならないほどの霊的成長を経験していたのです。
「環境が悪いから成長できない」という言い訳は成り立ちません。
成長は環境ではなく、信仰によって決まるのです。
3.パウロの感謝
パウロは、テサロニケの信徒たちが厳しい迫害のただ中でも、神の言葉を信じ、それを守り続けていることに深い感謝を表します。彼らは状況に左右されず、信仰によって生きていました。
4.結論
どれほど時代が悪くても、どれほど環境が悪くても、信仰があれば生き抜くことができる。
新しいことを追い求める必要はありません。
むしろ、古くから伝えられた健全な教えを守り続けることが大切です。
そして、信仰に固く立つ姿は、指導者をはじめ多くのクリスチャンを確かに励ますものとなります。


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