20220326土曜家庭礼拝
聖書:創世記27:43–46
題目:リベカの信仰
賛美:302
説教:高曜翰 伝道師
場所:家庭
1.リベカの背景と信仰
まず、リベカのルーツについて見ていきます。
① リベカの出生
聖書はリベカについて、「ナホルの息子ベトエルの娘」と記しています(創世記24:47)。
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ナホルはアブラハムと共に行動せず、ウルかハランに留まった人物でした。
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ベトエルの発言(創世記24:50–51)から、彼の家庭は神を信じる信仰の家庭であったことがわかります。
「このことは主から出たこと……主が言われたように、あなたの主人の子の妻にしてください。」
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一方、兄のラバンは利益を優先する性格であったことがうかがえます。
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リベカ自身は、面識もないイサクと結婚するために信仰をもって家を出ました。
② リベカが子を産んだ時(25:26)
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リベカは 20年間子どもが与えられませんでした。
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その間、アブラハムはケトラと再婚し、140〜160歳の間に6人もの子どもを得ています。
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しかしイサクは、アブラハムのように自分の力に頼らず、
「リベカのために祈り続けた」(創世記25:21) とあります。
このように、リベカは従順で忍耐深い女性であり、イサクの20年の祈りを通してエサウとヤコブが与えられました。
2.エサウとヤコブ
① エサウ
エサウは「巧みな狩人」とありますが、これは神に対する態度や方向性も表しています。
「狩猟者」という言葉はニムロデと同じ表現です。
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長子の権利を軽んじ、ヤコブに売り渡しました。
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40歳のときに 2人のカナン人女性を妻とする という誤った選択をしました。
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さらに両親の歓心を買うために、イシュマエルの娘とも結婚しました。
② ヤコブ
ヤコブは「穏やかな人」と記されます。
これは柔らかい性格というより、神に対する謙虚な姿勢を表します。
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「天幕に住む」とは、アブラハムやイサクのそばで信仰を学び続けたという意味です。
③ 両親の態度
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イサクはエサウを愛しました。
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リベカは、神が語られた御言葉を心に留め、ヤコブを愛しました。
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祝福の場面では、リベカは 神の御旨に沿って ヤコブが祝福を受けるよう行動しました。
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また、ヤコブがカナンの娘と結婚しないように、兄ラバンの元へ送り出しました。
3.まとめ ― リベカの信仰告白
きょうの聖句は、リベカの信仰がはっきりと表れている箇所です。
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アブラハムがイサクの結婚相手を信仰者から選んだように、
リベカもまた、ヤコブの結婚相手を“神を信じる者”から選ぶことを第一としました。 -
一見すると「エサウから逃れるための口実」のように見えますが、
リベカは 信仰ゆえにヤコブを正しい道へ導こうとした のです。
リベカの教育
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祈りによって与えられた子どもを大切に育て、
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天幕(家庭)で主の御言葉を教え、
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子どもが信仰の家庭を築くよう導きました。
→ 私たちもリベカのように、最後まで信仰をもって子どもを育てる姿勢を覚えましょう。


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