20220409土曜祈祷会・家庭礼拝
聖書:創世記12:4–9
題目:祭壇を築く信仰
賛美:誰も礼拝しない場所で、478
説教:高曜翰 伝道師
場所:大阪中央教会・家庭
■ 導入:IKEAのCMについて
この日の導入として、IKEAのCMを用います。
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赤い椅子=信仰
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赤い椅子を持って外に出る=信仰を持って踏み出す行動
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見えなかった世界が見えるようになる=今まで見えなかった神様の働きが見える
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価値観が変わる=生き方が変わる
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椅子を次の人へ渡す=信仰を隣人へ、次の世代へと伝えていく
アブラハムの生涯にも、このような信仰の歩みを見ることができます。
1.出発
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神はアブラハムに、故郷ウルを出て、神が示す場所へ行くよう命じられました。
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しかし途中で彼はハランに住みつくことになります。
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父テラが死んだ後、アブラハムは75歳で再び出発しました。
→信仰の出発は、一度で完璧にできるものではありません。
神の導きに再び応答し、歩みを再開するアブラハムの姿に学ぶことができます。
2.到着
① カナンの地へ
アブラハムが到着したのはカナンの地でした。しかしそこは偶像崇拝の中心地でした。
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シケム:カナン人の偶像崇拝の中心地
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モレの丘:占いが行われる場所
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テレビンの木(樫の木):木の葉の音を通して神託を受ける習慣があった
② 神の姿
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アブラハムがその地に到着した時、神は初めてアブラハムに姿を現されました。
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彼は 目に見えない神の言葉を信じ、目に見えない目的地を目指して歩んだ結果、神を見た のです。
③ 「あなたの子孫(種)」
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ここでいう「子孫(種)」は単数形であり、イエス・キリストを指します。
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神はアブラハムに、キリストによる救いの約束を示されました。
→信仰をもって出て行った結果、アブラハムは神と出会い、驚くべき約束を受けたのです。
3.祭壇
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アブラハムは シケム で、そして ベテルとアイの間 でも祭壇を築きました。
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これは、ノアから続く信仰の伝統がアブラハムに受け継がれていたことを示します。
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もしテラが130歳の時にアブラハムを生んでいたなら、ノアの死後2年でアブラハムは生まれたことになります。
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その後、イサク、ヤコブも祭壇を築く信仰を持つようになります。
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祭壇を築く信仰とは何か?
❶ カインのように都市を建てたのでもなく、ニムロデのように塔を建てたのでもなく、
神のために祭壇を築いた ことです。
→人々の賞賛を得るためではなく、神に焦点を合わせる信仰。❷ 偶像崇拝の中心地においても、神を礼拝する信仰。
→人々に「自分を見せる」ためではなく、「神の栄光を示す」ために礼拝する姿です。
4.祭壇を築く信仰とは?
① 「神様がいるなら見せてみろ!」に対して
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神様は目に見えません。
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神様はご自身を現すこともできますが、
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神は私たちの信仰を通して、ご自身を人々に示すことを望んでおられます。
② 「私の受けた祝福を見なさい!」ではない
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私たちが見せるべきなのは、
成功した姿ではなく、信仰そのもの、礼拝する姿です。 -
イエスは奇跡によって人々の賞賛を求めたのではなく、
メシアである証拠を示すために 奇跡を行われました。 -
奇跡や成功にこだわる信仰は、都市や塔を建てるのと同じで、
自分の名を高める信仰です。
私たちは 神の名を高める信仰 を持つべきです。
③ 私たちは何を人々に見せるのか?
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見せるべきなのは、成功した姿ではなく、
神を礼拝し、賛美する姿、すなわち祭壇を築く信仰です。
※ 赤い椅子は豪華なものではありませんが、
それを通して人々は手に入らないほど素晴らしい世界を見ることができます。
信仰も同じです。


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