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とりなしの祈り(創世記18:16–26)
고요한 2025-12-10 추천 0 댓글 0 조회 2

 

20220521土曜祈祷会・家庭礼拝

聖書:創世記18:16–26
題目:とりなしの祈り

賛美:449

説教:高曜翰 伝道師

場所:大阪中央教会・家庭​


■ 「〇〇〇を平和のために殺してください」と祈ってはならない


1.ソドムとゴモラが滅びた理由

① 不信仰

「ソドムとゴモラの町々を灰に帰せしめて破滅に処し、不信仰に走ろうとする人々の見せしめとした」(2ペテロ2:6)

② 性的堕落

「淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の日の刑罰を受け、人々の見せしめにされている」(ユダ1:7)

③ 弱い者を無視した

「ソドムの罪はこれである。彼女とその娘たちは高ぶり、食物に飽き、安泰に暮らしていたが、乏しい者と貧しい者を助けなかった」(エゼキエル16:49)

主は言われた。
「ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、また彼らの罪は極めて重い。実際に行っているかどうか見てこよう」

神がソドムとゴモラを滅ぼすと決められたのは、弱者の叫びを聞いたから。
神は弱い者の叫びを決して無視されない。

例:「イスラエル人の叫びは私に届いた。…エジプトが彼らを虐げているのを見た」(出3:9)
➡ 神は弱者を見捨てる者を嫌われる。


2.アブラハムに打ち明けた理由

① アブラハムが神の友だから(イザヤ41:8)

「私がしようとしていることを、アブラハムに隠しておくべきだろうか」(18:17)
甥ロトがソドムに住んでいたことも理由にある。

② アブラハムの契約

「アブラハムは必ず大いなる国民となり、地のすべての国々は彼によって祝福される」(18:18)

➡ 全ての地が祝福されるはずのアブラハムに、逆の事が起こるため、主はあらかじめ知らせた。

③ 正義と公正のため

「アブラハムが主の道を守り、正義と公正を行うために選んだ」(18:19)

➡ 今行われる裁きも、神の「正義と公正」によるものであることを示した。


3.アブラハムの祈り(とりなし)

① ロトのための祈り

「正しい者を悪い者とともに滅ぼされるのですか」(18:23)
「その中に50人の正しい者がいたら、その町をお赦しにならないのですか」(18:24)

ロトだけを救うようには言わず、少数の正しい者のために悪人全体が救われるよう願った。
これは弱者への憐れみであり、弱い者を無視しない姿勢である。

※ロトもソドムに住み続けた点で弱さがあったが、アブラハムは「義人」と呼んだ(2ペテロ2:7)。
「私は灰に過ぎません」(18:27)
➡ 自分も弱さを持つ者であることを認めた。

② 人間の本性との対比

人は自分の失敗を環境のせいにし、相手の失敗は人格のせいにする。
悪い者は滅んで当然と思ってしまう。

➡ しかしアブラハムは「悪い者だけが滅びるように」とは祈らなかった。
神はアブラハムの願いを聞き入れ、彼の祈りに応答された。


4.イエスの祈り

「父よ、彼らを赦してください。彼らは自分が何をしているのか分からないのです」(ルカ23:34)

イエスの姿勢

  • 憎しみの言葉を吐かなかった

  • 自分を殺す者の赦しを願った

➡ 弱い者とは、肉体・経済・立場だけではなく、霊的に弱い者も含む。
アブラハムの祈りも、単なるロトへの憐れみだけでなく、弱者への姿勢そのものを神が見ておられたのではないか。


5.マーガレット・コヴェルの祈りと赦し

① 日本人捕虜の証言

戦後、アメリカで日本人捕虜が「20歳前後の娘がとても親切にしてくれた」と語った。
理由を尋ねると、
「両親が日本軍に殺されたからです」
と言った。

② 両親の最後

コヴェル夫妻は宣教師で、日本で教えながら戦争に反対していた。
後にフィリピンでスパイと誤解され、日本軍に殺害された。

マーガレットは当初日本人を憎んだが、
両親が死の前に聖書を読み祈る時間を求めたことを聞き、
「両親がどのような祈りを捧げたのか」
を考え、憎しみを捨て、日本人を赦し、行動によって愛した。


6.結論

  1. 神は弱い者を無視することを嫌われる。

  2. 弱者には「霊的に弱い者」も含まれ、神は彼らも救いたいと願われる。

  3. 私たちもアブラハムやイエスに倣い、霊的に弱い者(敵)も含め、とりなしの祈りを捧げよう。

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