20220528土曜祈祷会・家庭礼拝
聖書:創世記17:7–14
題目:目に見える印
賛美:430番
説教:高曜翰 伝道師
場所:大阪中央教会・家庭
本当に大切なものは目に見えないものですが、弱い人間のために、神様はあえて「目に見える印」を与えてくださいました。私たちは、その目に見えるものの意味を深く考え、大切にしなければなりません。
1.イスラエルに与えられた契約のしるし
世の中にはさまざまな契約があり、それらには形として残されるしるしがあります。契約を「結ぶ(結び目:매듭)」と表現します。
(1) 会社の契約書
契約書は証拠として残し、トラブルを回避するためのものです。
(2) 結婚指輪
9世紀にローマ教皇の時代から始まった「結婚している印」。
リングの円は「永遠の愛」を象徴します。
(3) イスラエルの契約
ヘブライ語では「契約を切る」と言います。
それは「血の契約」であるためです。
(4) 創世記15章の契約
動物を切り裂き、その間を松明が通りました。
これは「契約を破る者は、この動物のようになる」という意味であり、命がけの契約でした。
(5) 割礼
男性器の包皮を切り裂いて結ばれた契約です。
契約を破る者は、子孫が滅びに至るという意味を持っていました。
男性器が選ばれた理由
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男性器を見るたびに神との約束を思い出し、罪を避けるため。
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神の民の印は、人に見せびらかすものではないため。
2.現代における契約のしるし
(1) 洗礼
洗礼は「罪を洗い流す儀式」ではありません。
それは、自分のために生きてきた古い自分を死に渡し、神のために生きるという信仰告白です。
いわば「神様との結婚式」に似た意味があります。
(2) 聖餐式
パンとワインを頂く儀式です。
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パン=イエスの体
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ワイン=イエスの血
聖餐の意味
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単なる記念ではなく、霊的な意味がある。
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パンを食べる=イエスが身代わりにその体を裂いてくださった事実を受け入れる。
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ワインを飲む=イエスの血による新しい契約を受け入れる。
新しい契約では、私たちの代わりにイエス・キリストが血を流されました。
罪は非常に汚く、命にかかわるほど深刻なものであるため、血を流さない救いはあり得ません。
(3) 洗礼や聖餐式の本質
救いを経験していなければ、洗礼も聖餐式も意味をもちません。
ただし幼児洗礼のように、親の信仰告白のもとに行われるものは例外と言えます。
3.結論
大前提として「救いを経験していない割礼や洗礼、聖餐式には意味がありません」。
しかし、これらは神の民として生きるための大切な信仰告白の儀式です。
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割礼と洗礼は、神の民としての重要な信仰告白である。
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割礼と聖餐式は、血の契約を思い起こす大切な儀式である。
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神様が与えてくださったこれらの「目に見える印」を大切にしよう。


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