20220709土曜祈祷会・家庭礼拝
聖書:創世記24:1–9
題目:イサクの結婚
賛美:292番
説教:高曜翰 伝道師
場所:大阪中央教会・家庭
内容:結婚相手の選び方
1.イサクの結婚相手の条件
① 信仰者を選ぶこと
アブラハムは、「今一緒に住んでいるカナン人の中から妻をめとってはならない」と言いました。これは、異邦人、つまり神を信じない者を結婚相手にしてはならないという意味です。
イシュマエルの妻は、母ハガルがエジプトから連れてきた女性でしたが、不信仰者との結婚には必ず問題が起こります。
さらにアブラハムは、「親族のところへ行き、私の子イサクのために妻をめとらなければならない」と命じました。信仰の家庭から選ぶためには、800km(大阪―ソウル間とほぼ同じ距離)もの旅が必要で、容易なことではありません。
「あなたの手を私のももの下に入れなさい」という誓いは非常に重要な約束であり、ヤコブがヨセフに自分の埋葬を頼んだ時にも同じ方法が取られました。結婚とは軽い気持ちで決めるものではなく、真剣な決断が求められます。
結論:信仰者を選ぶことは容易ではないが、信仰的決断を成し遂げる強い意志が必要である。
② 自己犠牲(자기희생)ができる人を選ぶこと
結婚相手を探すため、800kmの旅に出ることは大きな犠牲でした。簡単には帰れず、家族・友人・文化・仕事など、多くを手放さなければなりません。
「私の子を決して向こうへ連れ帰ってはならない」とアブラハムが命じた理由は、イサクを華やかな地に送ると信仰より豊かさを選び、帰ってこなくなる危険があったためです。信仰的な妥協は大きな危険を伴います。
また、リベカは「あなたのラクダにも水を飲ませましょう」と言いました。水瓶は重く、ラクダは1頭で20〜110ℓもの水を飲みます。10頭分となれば非常に大きな献身であり、彼女の自己犠牲的な性質を示しています。
結論:結婚は、自分のためではなく相手のために生きる覚悟が必要である。
③ 神様の目線で選ぶこと
エリエゼルは妻探しを始める前に、まず神に祈りました。「私に幸せを授け、主人アブラハムに恵みを施してください」と。
人の目には順序が逆に見えても、神に尋ねることが信仰の基本です。ヨシュア記でも戦いに入る前に、必ず神に尋ねていました。
結論:結婚の判断においても、まず神様の導きを求めることが重要である。
④ 金銭的な補償も忘れてはならない
エリエゼルは、リベカ本人だけでなく、その家族(兄と母)にも高価な贈り物を渡しました。
これは結婚によって労働力が減る家庭に対し、補償の意味があります。ただし、これは文化的要素が強いものです。
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日本:新郎側が結納金100万円、新婦側が半額(東日本)または1割(西日本)を返す。
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アメリカ:新婦側が結婚費用を負担する。
しかし、その費用で悩む必要はありません。神が喜ばれる結婚であれば、アブラハムの場合のように神が備えてくださいます。
結論:相手だけでなく、その家族のことも配慮する心が必要である。
2.イエスの結婚観(マタイ19:5–6)
「人は父母を離れ、その妻と結ばれ、2人は一体となる。」
当時、結婚相手は親が決めるのが普通でした。しかしイエスは、その結婚を「神が結び合わせた」と言われました。
結婚は神の主権に従うものであり、神の栄光のために行うものです。
3.結論(まとめ)
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結婚は信仰によって成し遂げる覚悟が必要である。
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自分ではなく、相手のために喜んで自己犠牲できるかが問われる。
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結婚は自分の幸せのためではなく、神の栄光のために行うものである。


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