20230702早天祈祷会
聖書:出エジプト11:1-10
題目:10番目の災いの警告
賛美:545番
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
Ⅰ.序論:最後の災いの予告
主はモーセに語られました。
「わたしは、もう一つの災いをパロとエジプトに下す。
その後で、彼はあなたがたをここから出して行かせる。
しかも、ただ去らせるのではなく、必ず追い出すことになる。」
これまでパロは条件付きで交渉を続けてきましたが、
この最後の災いの後には、無条件でイスラエルを去らせるだけでなく、
能動的に追い出す立場へと変えられることになります。
Ⅱ.金銀の飾りを求めさせよ(2節)
主は民に命じ、
男は隣の男から、女は隣の女から、
金や銀の飾りを求めさせるようにされました。
1.金銀の意味
イスラエル人は奴隷であったため、
本来、金銀を持つことはありませんでした。
しかしこれは、
-
奪い取る行為ではなく
-
これまでの労働の正当な賃金として
-
将来、聖殿建築のために用いられる資として
神様が与えられるものでした。
エジプト人は、神の働きを見た結果、
自ら進んで与えるようになるのです。
Ⅲ.エジプト人の好意とモーセの評価(3節)
主は、イスラエルの民がエジプト人から好意を受けるようにされました。
さらにモーセは、パロの家臣や民の目に、
非常に偉大な人物として映るようになりました。
1.好意が生まれた理由
通常、人は自分に害を与えた相手を好意的には見ません。
しかし、災いを通してエジプト人は
神の存在と力を認めざるを得なくなりました。
神様を見た人は、
神様に用いられている人に対して、
尊敬と好意を抱くようになるのです。
Ⅳ.主ご自身がエジプトに来られる(4節)
モーセはパロに告げました。
「主はこう言われる。
『真夜中に、わたしはエジプトの中へ出て行く』」
1.これまでとの違い
-
これまでは、モーセとアロンを通して災いが行われてきました。
-
しかし今回は、主ご自身が直接来られると宣言されました。
これは、
「確かに神様がご自身で働かれている」
ということを、誰の目にも明らかに示す出来事です。
Ⅴ.初子への裁き(5節)
主はこう語られました。
「エジプトの地にいる、すべての初子が死ぬ。
王座に座るパロの長子から、
ひき臼の後ろにいる女奴隷の長子まで、
また、すべての家畜の初子も死ぬ。」
1.初子の意味
初子とは、
-
ただ最初に生まれた子ではなく
-
最優先される、最も大切な存在です。
初子は、
-
父から相続を受け
-
民族の未来を担い
-
家と国の継続を象徴する存在です。
初子を失うことは、
すべてを失うことを意味していました。
Ⅵ.前代未聞の叫び(6節)
その夜、エジプト全土に、
過去にも未来にもないほどの大きな叫びが起こると語られました。
これは、
最初で最後となる、
取り返しのつかない裁きでした。
Ⅶ.イスラエルへの完全な守り(7節)
しかし主は続けて言われました。
「イスラエルの人々と家畜に対しては、
犬一匹、その舌を動かさない。」
1.犬が鳴かない意味
-
真夜中、わずかな音でも犬は反応します。
-
それにもかかわらず犬が鳴かないほど、
イスラエルの地は完全な平安の中にあるという意味です。
これは、
この裁きがイスラエルには及ばないことを明確に示しています。
Ⅷ.主の区別(7節後半)
主は、
エジプト人とイスラエル人を
はっきりと区別しておられることを、
人々が知るようになると言われました。
Ⅸ.逆転する立場とモーセの怒り(8節)
モーセはさらに告げました。
「あなたの家来たちは、私のもとに来てひれ伏し、
『あなたも、あなたに従う民も、皆出て行ってください』
と言うようになる。その後、私は出て行く。」
そしてモーセは、激しく怒ってパロのもとを去りました。
1.立場の逆転
-
これまで支配していたのはパロでした。
-
しかしこの時、支配権は完全に失われ、
モーセが優位に立つことになります。
2.モーセの怒り
-
「ここまでしなければ、去らせないのか」
-
神の憐れみを拒み続けるパロへの、
義なる怒りでした。
Ⅹ.最後の警告(9節)
主はモーセに言われました。
「パロは、あなたがたの言うことを聞かない。
それゆえ、わたしはエジプトで、
わたしの不思議をさらに増し加える。」
1.聞いても信じない心
-
すでに九つの災いを見ていながら、
-
パロは、十番目の災いが本当に起こるとは信じませんでした。
Ⅺ.頑なにされたパロの心(10節)
モーセとアロンは、
すべての不思議をパロの前で行いました。
しかし主がパロの心を頑なにされたため、
彼はイスラエルの民を去らせませんでした。
1.誤解してはならない点
-
神様がパロに罪を犯させたのではありません。
-
神様は、パロの罪深い選択を用いられたのです。
-
神様は、ご自身の栄光を現すために、
悪しきものさえも利用されます。
神様の計画は、
決して変わることなく、必ずその通りに進みます。
Ⅻ.適用①:あり得ない逆転
本来、エジプト人は
イスラエル人を絶対に手放したくありませんでした。
しかし、
-
神様の力によって
-
エジプト人自らがイスラエルを追い出し
-
さらに敬意を抱くようになります。
すべては、
警告された通りに起こりました。
ⅩⅢ.適用②:誰の力によるのか
これは、
-
イスラエル人に知恵があったからでも
-
力があったからでも
-
特別に清かったからでもありません。
すべては神様の力によるものです。
神様には、人の心を変える力があります。
ⅩⅣ.適用③:すべては神の支配の中にある
「父の許しがなければ、雀一羽も地に落ちることはない」
この世の支配者は悪魔であっても、
最終的な支配は神様にあります。
神様が計画されるなら、
悪魔でさえ、それを止めることはできません。
ⅩⅤ.適用④:私たちの人生にも同じことが言える
私たちは、
「あの人はなぜあんな行動を取るのか」と考えがちです。
しかし重要なのは、
自分が神様の計画の中にいるかどうかです。
目の前の結果に、
一喜一憂する必要はありません。
ⅩⅥ.適用⑤:生まれ・時代・環境
-
私たちが生まれた形
-
生きている時代
-
置かれている環境
これらすべては、
神様の計画の中で与えられたものです。
それらを用いて、
御言葉を伝えるために生かされています。
それを拒むなら、
人生は苦しくなります。
ⅩⅦ.まとめ
-
神様はモーセを通して、最後の災いを明確に予告された。
-
その言葉は、必ずその通りに実現する。
-
誰も神様の権威を超えて、神様の計画を変えることはできない。
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私たちは常に、自分が神様の計画の中を歩んでいるかを確認しよう。


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