20240320水曜祈祷会
聖書:エズラ10:1–4
題目:立てるために崩す
讃美:250、252、259、261
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
Ⅰ.導入 ― 建物の建て直しから学ぶ信仰
1.新しく立てるためには、まず崩す必要がある
建物を新しく建て直すためには、
古くなった部分や危険な部分を、まず壊さなければなりません。
人生も同じです。
私たちはこれまで、自分中心の価値観や判断で、
自分勝手に人生を築き上げてきました。
しかし、神様と出会った後は、
神様の設計図に従って人生を立て直す必要があります。
そのためには、
古いものを壊す勇気が必要なのです。
Ⅱ.エズラの改革
1.改革の背景
ペルシャ王の命令によって、
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紀元前536年:ゼルバベルがエルサレムに戻り、神殿の再建を行いました。
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紀元前458年:エズラが遣わされ、律法の再建を行おうとしました。
しかし、エズラがエルサレムに到着したとき、
彼は大きな絶望を味わうことになります。
2.エズラが絶望した理由
① 雑婚という明確な律法違反
律法では、異邦人との結婚は明確に禁じられていました
(出エジプト34:15–16、申命記7:3–4)。
ところが実際には、
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大祭司ヨシュアの子孫
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レビ人
-
聖歌隊
といった霊的リーダーたちが率先して雑婚を行っていたのです(10:18)。
② 神の民としての恥
エズラは、
「怒られるのが怖いから」泣いていたのではありません。
神様の憐れみを受けながら、
誠実に応答していない民の姿が、あまりにも恥ずかしかったのです。
これは、
十戒を受けて山から降りてきたモーセが、
金の子牛像を見て憤った場面と重なります。
③ 深い衝撃と混乱
エズラは、
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着物と上着を裂き
-
髪の毛とひげを抜き
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驚き、あきれて座り込んだ
と記されています(9:3)。
「私はあなたに向かって顔を上げることができません。恥ずかしくて赤面します」(9:6)
それほどまでに、どうしてよいか分からない状態だったのです。
Ⅲ.エズラから学ぶ三つの行動
1.第一の行動:悔い改め
エズラは、人々の前で泣き伏し、祈り、懺悔しました(10:1)。
人を見て絶望したエズラは、
神様を見続けることを選びました。
リーダーが示すべきなのは、強さではありません。
神様への従順な姿勢です。
その結果、
男、女、子どもを含む多くの人々が集まってきました。
人を動かすのは、立派な姿ではなく、真剣な情熱です。
そこに現れたのがシカニヤでした。
彼はエズラにこう言います。
「このことについては、イスラエルには、なお望みがあります」
悔い改めは、
神様を知らない人にとっては恥ずかしい行為です。
しかし、神様を愛する者にとって、
悔い改めは希望の始まりなのです。
→ 人を見るのをやめ、神様を見る悔い改めを、神様は喜ばれます。
2.第二の行動:罪によって作ったものを崩す
① 離婚という厳しい決断
シカニヤは、自分の父も罪を犯していたにもかかわらず、
エズラに「離婚」を提案しました。
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離婚は律法で完全に禁止されているか? → いいえ
-
離婚は神様が喜ばれるか? → いいえ
人間的には、非常に冷酷に聞こえる選択です。
そのため、エズラの行動を批判する学者もいます。
しかし、なぜ神様は王を通して、
追放や死刑の権限までエズラに与えたのでしょうか。
② この世の力への依存を断ち切るため
悪い評判が立つことを承知の上で、
断ち切らなければならない理由がありました。
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ソロモンは多くの妻を迎え、国が分裂した
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北イスラエルは主を礼拝しながら他の神々にも仕えた(2列王記17:33)
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南ユダはさらに重い罪を犯した(エレミヤ3:11)
未信者との結婚は、
この世の力への依存につながります。
「彼らの娘をあなたたちの息子の妻にするな。彼らの平安も幸福も求めるな」(9:12)
離婚とは、
自分の過ちを態度で認める信仰告白でした。
そのためエズラは、
妻と子どもを追い出すという決断を下しました(10:3)。
さらに、3日以内に集まらなければ追放すると宣告します(10:8)。
③ この世の力に頼らない信仰
エズラは以前から、
この世の力に頼らない姿勢を示していました。
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王から莫大な支援金を受けていた
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4か月の危険な旅にもかかわらず護衛を頼まなかった(8:22)
10章18–43節に記されている名前のリストは、
罪を犯したが悔い改めた人々の名です。
名前が記され、悪評を受けても、
神様に頼ることを選んだのです。
→ 離婚は「この世の力に頼らない」という信仰告白でした。
3.第三の行動:神の民の再建は家庭から
① 泣いた理由 ― イスラエルの未来が見えなかった
エズラは泣きました(10:1)。
それは、イスラエルの未来が見えなかったからです。
ネヘミヤも泣きました(ネヘミヤ1:4)。
城壁は崩れ、門は焼かれ、
民は辱めの中にあったからです。
エステルも泣きました(エステル8:3)。
ハマンの陰謀を王に訴えるときでした。
「バハー(死人のために泣く)」という言葉は、
神殿完成、城壁完成の場面でも使われています。
つまり、
イスラエルの子孫が死人のようになっていたために泣いたのです。
② 神の国の最小単位は家庭
神の国の最小単位は家庭です(創世記2:24)。
結婚制度は、罪が入る前に作られた清い制度です。
動物ではなく、人間だけに与えられました。
アダムは、
神様の働きを共に担う存在としてエバを与えられました。
結婚は、
神様の前に正しく生きようとする人にとって助けです。
一人では、人は自己中心的になりやすいのです。
③ 家庭の崩壊は神の国の崩壊につながる
アダムの教育の失敗によって、
エバが罪を犯し、アダムも罪を犯しました。
その結果、
人は神の国から追い出されました。
→ 家庭の崩壊は、神の国の崩壊につながります。
Ⅳ.イエスの教え(マタイ19:1–15)
1.悔い改め ― 考えを変える
パリサイ人は、
「どんな理由なら離婚できるのか」と質問しました。
これはイエスを罠にかける質問でした。
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シャンマイ派:性的罪のみ
-
ヒレル派:料理を焦がしただけでも可能
人々は学者の解釈に夢中で、
神様の思いを無視していました。
イエスは言われました。
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神様は結婚を大切にしている
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離婚を許したのは人の心が硬かったから
イエスは、人間中心の考えから
神様中心の考えへと導こうとされたのです。
2.罪によって作ったものを崩す
イエスは、
自分勝手に離婚し女性を苦しめる男性たちを厳しく叱りました。
弟子たちは、
「結婚しない方がましだ」と言いました。
しかしイエスは、
独身も神様に許された人にだけ与えられるものだと語られました。
イエスは、
間違った結婚観そのものを崩そうとしておられたのです。
3.家庭から始まる神の国
人々が子どもを連れてきたとき、
弟子たちは叱りました。
しかしイエスは、
「そのままにしておきなさい」と言われ、祝福しました。
結婚、独身、子ども。
イエスはここで、
家庭全体を通して神の国を語っておられます。
Ⅴ.まとめ
1.人間中心の考えを悔い改め、神様の考えを知ろう
エズラは、分からない中で神様に懺悔の祈りをささげた。
2.罪の中で作ったものを手放そう
エズラは、間違った結婚を手放す決断をした。
3.家庭から回復しよう
国の未来は、神の国の最小単位である家庭から始まる。


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