20240411警察署礼拝
聖書:列王記上19:11–12
題目:絶望という病
説教:高曜翰 副牧師
場所:恩平警察署
はじめに(主題)
目に見える輝かしい結果を追い求めて生きる先には、絶望が待ち構えています。
なぜなら、そこには愛がないからです。
しかし、私たちが神様のために生きるなら、絶望する必要はありません。
そこには終わりのない神様の愛があるからです。
神様の愛の前では、死ぬことさえも絶望に値しません。
大切なのは、
「どんな結果を残したか」ではなく、
**「どんな存在として生きたか」**なのです。
聖書本文(列王記上19:11–12)
主は言われた。
「出て、山の上で主の前に立ちなさい。」
そのとき主は通り過ぎられ、主の前に大きな強い風が吹き、山を裂き、岩を砕いた。
しかし、主は風の中におられなかった。
風の後に地震があったが、地震の中にも主はおられなかった。
地震の後に火があったが、火の中にも主はおられなかった。
火の後に、静かな細い声が聞こえた。
1.「絶望」という死に至る病
① 絶望とは何か
絶望とは、生きているのに死んでいるような状態です。
まるでゾンビのように、心が死んでしまった状態です。
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自分が望んだ結果が出なかったとき
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自分の無力さを突きつけられたとき
「あれだけ一生懸命やったのに…」
では、私たちはどうすれば絶望に陥らずに生きられるのでしょうか。
2.エリヤの絶望
① エリヤのこれまでの働き
エリヤは、雨を止め、北イスラエルを混乱させた張本人として、
すべての人から命を狙われる存在でした。
彼は3年半の孤独の中で、神様の訓練に耐えました。
そしてカルメル山で、たった一人で
バアルの預言者450人、アシラの預言者400人に勝利しました。
エリヤは、この出来事によって
イスラエルの王と民に劇的な霊的変化が起こると期待していました。
② 活動の結果
しかし、結果はエリヤの期待とは違いました。
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イゼベル女王が激怒し、状況はさらに悪化しました(19:2)
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偽預言者は処刑され、雨も降りました
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しかし、王も民も何も変わりませんでした
③ エリヤの絶望
エリヤは命を守るため、
ユダの最南端ベエル・シバまで逃げました(19:3)。
さらに荒野に入り、こう祈ります。
「私は先祖に勝る者ではありません」(19:4)
孤独と絶望が彼を襲い、
生きる自信を完全に失ってしまったのです。
④ 神様の最初の励まし
神様はまず、こう言われました。
「起きて、食べなさい」(19:5)
人は空腹になると、悪い考えをしやすくなります。
神様はエリヤの弱さを知っておられ、命を守られました。
40日間、食べ物を与え、叱ることなく、
エリヤの歩みをそのまま見守られました(19:8)。
⑤ 引きこもるエリヤ
エリヤはホレブ山(シナイ山)の洞窟に入りました。
本来なら1週間で行ける距離を、40日かけて進みました。
神様は問いかけます。
「エリヤよ、あなたはここで何をしているのか」(19:9)
エリヤは答えます。
「私は神様のために一生懸命働きました。しかし今や、
私は最後の一人で、殺されそうです。」
⑥ 慰める神様
強い風が山を裂き、岩を砕き、地震が起こり、火が燃え上がりました。
しかし、そこに主はおられませんでした。
その後に、静かな細い声が聞こえました。
神様の臨在は、華やかな現象の中ではなく、
静けさの中にあったのです。
その声を聞いて、エリヤは洞窟から出てきました。
私たちは、目に見える派手な結果に惑わされてはいけません。
⑦ 絶望感を癒す神様
神様はエリヤに、新しい使命を示されました。
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ダマスコのハザエル
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イスラエルのエヒウ
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アベル・メホラのエリシャ(実際に油注いだのはエリシャ)
神様は、
「私の計画は失敗していない。まだ途中なのだ」
ということを伝えられました。
⑧ 孤独感を癒す神様
さらに神様は言われました。
「エリヤ以外にも、7000人が残っている」(19:18)
エリヤは、自分が一人だと思い込んでいました。
そして神様は、後継者としてエリシャを与えられました。
私たちが絶望し、疲れ果てたとき、
神様は必ず励まし、共にいてくださいます。
結果は神様が責任を持って作られます。
私たちは、ただ従う存在です。
→ エリヤの失敗は、
結果にこだわり、自分が何者であるかを忘れたことでした。
3.イエスの弟子たちの絶望
弟子たちは、救世主が十字架で死ぬのを見ました。
人の目には、完全な失敗に見えました。
イエスの3年半の宣教は、失敗に終わったように見え、
弟子たちは建物に隠れて震えていました。
しかし、イエスの死はすべて神の計画の中でした。
復活したイエスは弟子たちの前に現れ、
彼らに使命と印を与えました。
復活の主に出会ったとき、
弟子たちの絶望と孤独は消え去りました。
4.私たちの絶望
Q.一生懸命頑張ったのに、結果が出ないとき
① 絶望すべきでしょうか?
いいえ。
神様の計画は、まだ終わっていません。
② 私たちは孤独でしょうか?
いいえ。
神様は必ず助け人を送ってくださいます。
③ 見せかけの結果に騙されてはいけない
風、岩、地震、火の中に神様はいませんでした。
大切なのは、神の計画の中を歩んでいるかどうかです。
結果は神様だけが作り、
栄光を受けるのも神様だけです。
結論
私たちが神様の働き人として生きるとき、
必ず神の栄光を見る時が来ます。


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