20240424水曜祈祷会
聖書:ネヘミヤ6:15-16
題目:内憂外患を乗り越えて
賛美:351、350、348、347
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
聖書本文(ネヘミヤ6章15〜16節)
「こうして城壁は五十二日を経て、エルルの月の二十五日に完成した。
われわれの敵が皆これを聞いた時、われわれの周囲の異邦人はみな恐れ、大いに面目を失った。
彼らはこの工事が、われわれの神の助けによって成就したことを悟ったからである。」
Ⅰ.内憂外患とは何か(Slide1)
1.内憂外患の由来
「内憂外患」という言葉は、バビロン捕囚前後の時代、紀元前580年頃の中国に由来します。
晋(しん)の国の政治家・范文子(はんぶんし)は、「内にも外にも患いのない国は存在しない」と語りました。
彼は、宿敵である楚(そ)をすぐに討つのではなく、まず内部を固めるべきだと主張しました。
しかし最終的には戦争となり、晋は勝利を収めます。
この言葉は、内部にも外部にも問題がある状態を表しています。
問題は完全になくなることはなく、私たちの人生もまた、常に戦いの中にあるのです。
Ⅱ.城壁再建に立ちはだかった数々の障害
1.ネヘミヤの旅(Slide2)
ネヘミヤは、ペルシアの都スサからエルサレムへ向かいました。
直線距離で約1,000kmですが、実際には砂漠を避けて進むため、約1,600kmにも及ぶ長旅でした。
2.外からの妨害者たち
① サヌバラテ(Slide3)
サヌバラテはサマリヤ州の総督でした。
彼の息子マナセは、ゲリジム山で大祭司を務めていました。
彼は城壁再建を妨害するため、侮辱の言葉や陰謀を用いました。
それは、サマリヤとユダヤの力関係が変化し、自分の立場が危うくなることを恐れたからです。
王の許可を受けた工事であったため、露骨な妨害ができず、言葉による暴力に訴えました。
② トビヤ
トビヤはアンモン州の役人でした。
ユダヤ人と血縁関係があり、表向きは善人として知られ、影響力を持っていました。
そのため、ネヘミヤの情報はユダヤ人を通して筒抜けになっていました。
裏ではサヌバラテと結託し、侮辱や脅迫を繰り返していました。
③ ゲシェム
ゲシェムはアラビア州のリーダーでした。
彼はサヌバラテと共に、オノでの会見を求める手紙をネヘミヤに送りました。
四度拒否された後、五度目には開封済みの手紙を送り、
ネヘミヤが反逆者であり、自ら王になろうとしているという噂を広めようとしました。
3.内側からの崩れ
④ エリシアブ
エリシアブはユダヤの大祭司長で、城壁再建を助けた人物でした。
しかしネヘミヤ帰還後、トビヤと親しくなり、神殿の宝物庫を貸し出します。
さらに、サヌバラテの娘と自分の孫を結婚させ、敵と深く結びついていきました。
⑤ シェマヤ
シェマヤはユダヤの預言者でしたが、サヌバラテとトビヤに買収されました。
彼は、信頼して相談に来たネヘミヤを神殿に誘い込み、殺害しようとしました。
神殿の聖所はアロンの直系の者しか入ることが許されておらず、
かつてウジヤ王が入って、らい病にかかった例もあります。
⑥ ノアデヤ
ノアデヤはユダヤの女預言者で、ネヘミヤを執拗に脅迫し続けました。
他の預言者たちも同様に、ネヘミヤを恐れさせようとしました。
⑦ ユダヤ人たち自身
ネヘミヤは、同胞からも大きな圧力を受けました。
家族からは十回も「奇襲されるかもしれないから帰ってきてほしい」と要請されました。
また、貧しい人々からの抗議もありました。
飢饉のため食料が足りず、土地や家を売らざるを得ず、
税金のために借金を抱え、返済できずに息子や娘を奴隷として売る人もいました。
裕福な層が、飢饉の中で富を得て、同胞を異邦人に売っていたのです。
これは明らかな律法違反でした。
このような内憂外患の中で、城壁は完成しました。(Slide4)
Ⅲ.ネヘミヤの対応(ネヘミヤ4章14節/Slide5)
1.「彼らを恐れてはならない」
恐怖は、人の意識を自分の命だけに集中させます。
そうなると、自分の考えと利益を守ることを最優先し、
命を守るために、憎む相手に人生を預け、自由を失います。
それでも人は「正しい選択をした」と誤解します。
しかし、命以上に大切なのは生き方です。
命が一番大事だと思って生きると、人生は苦しくなります。
命以上に大切なものがあると知った時、人は自由に生きられます。
ネヘミヤは人々に武器を持たせ、昼は工事、夜は見張りをさせました。
2.「大いなる恐るべき主を覚えよ」
人は巨大な存在を知ると、他のものが小さく見えます。
絶対的な存在である神様の保護は、絶対です。
すべての主人である神様が味方だと知った時、人は大胆になります。
ネヘミヤは律法に基づき、貧者への利息の禁止、ユダヤ人売却の禁止を徹底しました。
さらに、彼自身が負債の帳消しを行いました。
3.「家族のために戦え」
ネヘミヤは「家族のために帰れ」とは言いませんでした。
「家族のために、ここに残って戦え」と語りました。
神様を優先する姿を、家族に見せることが大切です。
家族か神様か、という二者択一ではありません。
神様を通して、家族が救われるのです。
戦うこと自体が悪なのではありません。
偽りの平和の中で逃げ続け、「平安だ」と言い聞かせる人生は惨めです。
真の平和は、神の国の中にこそあります。
ネヘミヤはこう宣言しました。
「我々の神は、我々のために戦われます。」
Ⅳ.新約時代からの教え
1.人を恐れてはならない(マタイ10:28)
人は恐れたからといって、自分の命さえ守れません。
人は体を殺すことはできても、魂を殺すことはできません。
私たちがすべきことは、人を恐れず、神様を恐れて従うことです。
そうすれば、復活にあずかることができます。
弟子たちは逃げましたが、
アリマタヤのヨセフとニコデモは、イエスを葬りました。
人を恐れる者だった二人は、イエスに出会い大胆になったのです。
2.本当に恐れるべきお方(ルカ9:23–24)
本当に恐れるべきは神様だけです。
自分を強く見せることではありません。
神様のために人生を生きる者に、神様は命を救うことを約束されます。
律法主義に陥り、自分の力に頼ることは問題です。
私たちは神様に頼るべきです。
同じ預言をしたウリヤは、人を恐れてエジプトに逃げましたが殺されました。
一方エレミヤは何度も命を狙われながら、神に守られました。
3.家族のための霊的戦い(エペソ6:12)
私たちの戦いは、血肉に対するものではなく、霊的な戦いです。
この戦いは避けられません。
家族かイエスか、ではありません。
イエスを手放すと、自分も家族も失うことになります。
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」
Ⅴ.まとめ
1.人を恐れてはならない。人を恐れると、何もできなくなる。
2.神を恐れよ。神に頼る時、自由と平安が与えられる。
3.家族のために戦え。


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