20241127早天祈祷会
聖書:使徒行伝2:14-21
題目:ペテロの宣教
賛美:182、183
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
① ペテロの立ち上がり
ペテロは十一人の使徒と共に立ち上がり、声をあげて語りました。
「ユダヤの人々、そしてエルサレムに住むすべての人々、どうかこのことを知ってください。私の言葉に耳を傾けてください。」
さらに彼は言います。
「今は朝の九時です。この人たちは、あなたがたが思っているように酔っているのではありません。」
❶ 十二使徒の代表として語るペテロ
「ユダヤの人々」とはユダヤ地方に住む人々を指し、「エルサレムに住むすべての人々」とは、ディアスポラから来た巡礼者たちを含んでいます。ペテロは全体に向けて語りました。
❷ 人々の関心をつかむ
人々は異言の出来事の説明を求めていました。ペテロはその心を的確につかみ、語り始めます。
❸ 酔っていないことの説明
ぶどう酒を飲むのは夕刻が一般的です。朝九時は祈りと犠牲をささげる時間でした。その時間に酔うことはあり得ないと明確に示しました。
② ヨエル書の引用(ヨエル2:28−32)
ペテロは預言者ヨエルの言葉を引用します。
❶ 聖霊がすべての人に注がれる
その結果、身分や地位に関係なく、老若男女が神の力を受けます。
息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。
この段階でのペテロの理解では、「すべての人」の中に異邦人は含まれていなかったと考えられます。ヨエルが語った「すべての人」は、まずユダの民を指していたからです。
❷ 天変地異の預言
太陽は暗くなり、月は血に変わる。
これは神の国の到来の前に起こる大患難を示しています。
❸ しかし救いの約束がある
「主の名を呼ぶ者は皆救われる。」
イエスを主と信じる者は救われるのです。
③ 今は終わりの日
❶ ヨエルの預言を“今”に適用するペテロ
ヨエルの預言は終わりの日について語っています。ペテロはそれを今の出来事に当てはめました。
つまり、イエスが来られた時から、再び来られる時までが「終わりの日」なのです。
❷ 預言・幻・夢は続いている
奇跡に焦点を当てすぎる人々がいるため、「今はそのような奇跡はない」と言う人もいます。
しかしペテロの時代から今日に至るまで、私たちは終わりの日に生きています。
神が与える奇跡は続いており、それを否定してはなりません。
❸ メッセージの中心
ペテロの中心メッセージは、「主の名を呼ぶ者は皆救われる」ということでした。
異言によって人々の関心が集まったその時、彼は視線を自分からイエスへと移したのです。
2.適用
① 伝道とは、人を通して神様を見せること
❶ 人に集中させるのではない
異端は人に注目させ、人を偶像化します。たとえばラブシャワーのような運動です。
教会の中にも、イエスではなく自分の弟子を作ろうとする者がいるので注意が必要です。
しかし本物は、人に注目が集まったとしても、最終的に神へと導きます。
❷ 私たちは祝福と福音の通路
アブラハムのように、私たちは祝福の通路であり、福音の通路です。
❸ 奇跡には目的がある
自分に起こった奇跡や祈りの成就には目的があります。
それは、ペテロのように福音を語るためです。
② 今も私たちを通して奇跡は起きている
❶ 神様は一人ひとりに合った方法で奇跡を示されます。
それぞれが神の栄光を表すのにふさわしい形で。
❷ 一部のディアスポラの人々は弟子たちを非難しました。
それは神ではなく、自分の義を表している姿とも言えます。
❸ 私たちは人を批判したり、単に賞賛したりするのではありません。
その人を通して神が栄光を現していることを喜び、神をほめたたえるのです。
③ 私たちに与えられたものを用いて福音を伝える
❶ 私たちが持っているもの、できること、経験した奇跡は、福音のためです。
❷ 福音につながらない祝福は、本当の祝福ではないかもしれません。
❸ 異言もまた、人の栄光ではなく、神の栄光を表すためのものです。
3.まとめ
① 伝道とは、人を通して神様を見せることである。
② 今も私たちを通して神様の奇跡は起きている。
③ 私たちに現れた奇跡を用いて、福音を伝えよう。
ペテロのように、人々の視線を自分にとどめず、主イエスへと導く者となりましょう。
終わりの日に生きる私たちもまた、主の名を高く掲げる証人なのです。


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