20250725早天祈祷会
聖書:使徒21:15–19
題目:教会同士の助け合い
賛美:301、302
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
(1)カイザリヤからエルサレムへの旅
パウロたちはカイザリヤを出発し、エルサレムへと上っていきました。
①エルサレムへの道のり
エルサレムまでは徒歩で約2日かかる旅でした。カイザリヤから南東へ約100km進む必要があり、標高差は約800mと非常に険しい道のりでした。
②同行した人々
「私たち」とは、パウロとルカ、そしてその同行者たちを指します。さらに、カイザリヤ教会の代表者たちも共に同行しました。
③マナソンの家での宿泊
一行は、キプロス人マナソンの家に泊まることになりました。彼の家はカイザリヤとエルサレムの間にあったと考えられます。マナソンについて詳しいことは分かっていませんが、バルナバと同郷であり、エルサレムに向かう巡礼者たちに宿を提供する奉仕をしていた人物でした。
(2)エルサレム教会との再会
①喜びの歓迎
一行は五旬節の祭りの前にエルサレムへ到着しました。おそらく祭りの3日前であったと考えられます。到着すると、兄弟たちは彼らを心から喜んで迎え入れました。
②ヤコブとの会見
翌日、パウロは同行者たちと共にヤコブを訪問しました。ヤコブはエルサレム教会の代表的指導者であり、その場には長老たちも集まっていました。パウロがヤコブと会うのは約5年ぶりで、最後は第二回伝道旅行の終わりでした。この訪問には、異邦人伝道が神の御心であることを改めて確認する意味もありました。
③エルサレム教会の変化
この時代になると、十二使徒たちはエルサレムにとどまっておらず、各地で伝道していました。そのため、エルサレム教会はヤコブと長老たちによって導かれており、世代交代が進んでいたことが分かります。
(3)パウロの報告と献金
①異邦人伝道の報告
パウロは、自分の働きを通して神が異邦人の間でどのように働かれたかを、一つ一つ詳しく説明しました。第三回伝道旅行において、多くの異邦人が救われたことを語り、それが神の御業であり、自分はそのために用いられたに過ぎないことを明らかにしました。
②献金の捧げもの
この時、異邦人教会からの献金も捧げられたと考えられます。ルカはこの点について直接記していませんが、パウロ自身は他の書簡において繰り返し言及しています(ローマ15:25–28、第一コリント16:1–4、第二コリント8–9章、ガラテヤ2:10など)。
③神への賛美
これらの報告を聞いた人々は、神をほめたたえました(使徒21:20前半)。彼らはパウロの異邦人伝道を喜び、受け入れました。また、異邦人教会からの献金も喜んで受け取ったことが示唆されます。この後、ヤコブはユダヤ人信徒に関する問題について語り始めます。
2.適用
教会同士は互いに助け合う
パウロはエルサレムに到着するまでに、多くの教会と人々の助けを受けました。
ベレヤ教会からはソパテロ、テサロニケ教会からはアリスタルコ(エペソの暴動でガイオと共に連行された人物)とセクンド、デルベ教会からはガイオ(別人)、エペソ教会からはテモテ(ルステラ出身でパウロの弟子)、テキコ、トロピモが同行しました。さらに医者であるルカも共に旅をしました。
カイザリヤ教会の代表者たちも同行し、ピリポの家でのもてなしを受けました。そしてマナソンの家に宿泊し、エルサレムではヤコブと長老たちに迎えられました。このように、パウロの働きは多くの教会と信徒たちの支えによって成り立っていました。
イエスご自身もまた、多くの人々の助けを受けておられました。ニコデモ、アリマタヤのヨセフ、マグダラのマリヤ、ヨアンナ、スサンナなどが仕えました。そしてイエスは同時に、多くの人々を助けられました。「あなたがたがしてもらいたいことは、何でも人にそのとおりにしなさい」(マタイ7:12)という御言葉の通りです。
同じように、大阪中央教会も惜しまず助ける教会であるべきです。必要があるときに「もったいない」という思いを捨て、与える姿勢を持つことが大切です。また、新しい信徒だけでなく、すでにいる教会の人々にもよく仕えるべきです。特に、互いに助け合うことが重要です。
3.まとめ
大阪中央教会もまた、助けを与え、助けを受ける中で成長していく教会となりましょう。惜しまず与え、喜んで支え合う教会を目指して歩んでいきましょう。


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