20200228早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:マルコ13:1–37
題目:頼るべきもの
賛美:488番
説教:高曜翰 伝道師
頼るべきもの
弟子たちが神殿の大きな石や建物を見て感嘆したとき、イエス様はその視線を「今見えている立派なもの」から「将来必ず起こる出来事」に向けるように導かれました。つまり、人の目を奪うものに気を取られるのではなく、終わりの日に対する正しい備えを持つように教えられたのです。
イエス様ご自身も、その時と日は知らないと語られました。しかし、確かに終わりの日は来ます。そしてその時、イエス様は再び来られます。
終わりの日の前兆
イエス様は「前兆」について語られました。
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惑わしが多くなる。偽キリストが現れる。
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世界的な戦争が起こり、地震、飢饉が増える。
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クリスチャンは迫害される。
しかし、その迫害の中でさえ、福音を語るチャンスが与えられます。恐れの中にいる時、聖霊が語る言葉を与えてくださるからです。
さらに、家族関係さえ崩れ、兄弟同士、親子で殺し合うような状況が起こる。しかし、 「終わりまで信仰を捨てない者は救われる」 と主は言われました。主は私たちのために苦難の期間を短くしてくださるとも語られています。
そして、「恐るべきもの」が聖なる場所に立つのを見たら、迷わず逃げるようにと警告されます。
宇宙規模の異変とキリストの再臨
終わりの日には、太陽と月は光を失い、星が落ち、宇宙に異変が起こります。しかしその時、イエス様が雲に乗って来られるのを目にします。天使たちは地の果てから選ばれた者たちを集めます。これは携挙、すなわち救われた者が天に挙げられる出来事です。
現代の災害をどう受け止めるか
2020年当時、世界ではコロナウイルスが蔓延し、2184名が死亡していました。
感染経路には「空気感染」と「飛沫感染」があり、コロナは飛沫感染でした。
その頃、アメリカではインフルエンザによって2900万人が感染し、28万人が入院、16,000人が死亡し、2年前には6万人が亡くなっていました。
さらに100年前のスペイン風邪では、5億人が感染し、5,000万人が死亡しました。
当時のアメリカでは、対応の差が大きな結果を生みました。
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フィラデルフィア:対応が遅れ、20万人規模のパレードを開催した結果、全米最高クラスの死亡率。
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セントルイス:早い段階で大規模な集会禁止を実施し、全米で最も低い死亡率を記録。市長は当初批判されましたが、後に賞賛されました。
私たちの周りにも、
姉は「風邪に近づかないで」と言い、
母は「看病してあげる」と言います。
立場によって思いは大きく違います。
では、私たちはどうすべきでしょうか。
無闇に恐れるのでも、無視するのでもない
災害を見たとき、私たちが取るべき態度は
「恐れすぎること」でも「軽視すること」でもありません。
マスクやアルコールなど物理的な準備も大切です。しかし大事なのは、セントルイスの市長のように、 自分にできる最大限のことをすること です。
人を励まし、助け、祈り、できる対応を誠実に行うことです。
主の来られる日を覚えて生きる
主が来られる日は、今経験している災害とは比べものにならないほど大きな出来事です。
だからこそ、慌てず、恐れず、信仰を強く持って備える必要があります。
今できる最善を尽くしながら、主に備えて歩みましょう。


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