20220917土曜祈祷会・家庭礼拝
聖書:創世記30:25-43
題目:合法的な対応
賛美:214、215
説教:高曜翰 講道師
場所:大阪中央教会・家庭
目的:悪人に対しても、神の民として忠実な僕の姿を示す
1.ラバンの悪行
まず、ラバンがこれまで行ってきた悪行を振り返ります。
彼はヤコブのラケルへの愛を利用し、レアとも結婚させました。そして合計14年間もヤコブを働かせましたが、二人の妻以外に正当な報酬を与えていません(30:30参照)。本来であれば、義理の息子にも相続や報酬が与えられるべきでした。
さらにこれからも、ラバンは自分の富のためにヤコブの旅立ちを引き止め、ヤコブが富まないように意地悪な条件を突きつけます。
2.ヤコブの態度
それに対するヤコブの態度を見てみましょう。
これまでヤコブは、騙されながらもラケルのために14年間耐え忍びました。また、報酬を10回も変えられても耐え続けました(31:7)。
これからの対応においても、ヤコブは高圧的にならず、旅立ちについてもへりくだった姿勢を保っています(30:25)。これまで受け取れなかった分を要求することもせず、むしろラバンに有利な条件を提示しました(30:32)。
その条件とは、数の少ない「ぶち」「まだら」「黒い羊と山羊」を自分のものとし、数の多い白い羊と山羊をラバンの所有とすることでした。さらに大人の家畜は除外し、子どもの羊と山羊から始めるという、非常に厳しい条件でした。
3.戦い
この条件に対して、ラバンも対抗策を講じます。
35節では、ヤコブの財産になりそうな家畜を自分の息子たちに渡し、36節ではヤコブの群れと三日分の距離を置きました。
一方、ヤコブは当時の迷信を用いました。妊娠時に視覚的な刺激を与えると胎児に影響するという考えに基づき、木の皮を剥いで水飲み場に置きました(38節)。また、ラバンの群れと向かい合わせにし(40節)、強い羊が妊娠する時だけ木の皮を置く工夫をしました(41節)。
4.結果
その結果、ラバンの息子たちとの関係は悪化します。
彼らは「ヤコブが父のものを奪った」と非難しましたが、実際には自分たちの取り分が減ったことへの不満でした。
しかし、ヤコブは大きな富を得ました。これはヤコブの策略によるものではなく、「神がなされたこと」であると聖書は語っています(31:9)。
5.悪人に対しての姿勢
ここから学べることがあります。
まず、必ずしもすぐに許す必要はありません。私たちが許されたのも、自分の力ではなく、神の恵みによるからです。ただし、いつでも許す準備はしておく必要があります。
同時に、神の民として忠実さを示すことが求められます。不信仰な配偶者や上司に対しても忠実であることは大切です。なぜなら、神は不信仰であった私たちに対しても忠実であられたからです。
6.イエスのたとえ話
イエスはマタイ25章で、財産を預けられた僕のたとえを語られました。
「良い忠実な僕よ、よくやった。あなたは僅かなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ」(25:21)
私たちは、このように忠実な僕として主に喜ばれる存在でありたいのです。
7.まとめ
ヤコブは、悪人に対しても忠実さをもって応答しました。
その結果、神が公平に取り扱ってくださいました。
神はすべてを見ておられ、必ず辻褄が合うようにしてくださいます。
それゆえ、人間は自分で復讐してはならないのです。


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