20230903早天祈祷会
聖書:レビ6:1–7
題目:赦しと償い
賛美:215番
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
聖書朗読(レビ記6章1–7節)
主はモーセに告げて言われた。
「もし人が主に対して不信実なことをして罪を犯し、隣人から預かった物、質に取った物を欺いたり、盗んだり、脅して奪ったりしたにもかかわらず、それを否認するなら、または落とし物を拾っていながら否認し、偽りの誓いをするなど、人がこれらのことの一つでも行って罪を犯したなら、その人は罪ある者である。
その人は、盗んだ物、脅して奪った物、預かっていた物、拾った落とし物、あるいは偽りの誓いによって得たすべての物を返さなければならない。その本来の物に五分の一を加えて返し、その罪が明らかになった日に、その持ち主に返さなければならない。
さらに、その人は自分の過ちのために、主に償いのいけにえを携えて来なさい。すなわち、あなたが評価した価値に従って、群れの中から傷のない雄羊を、償いのいけにえとして祭司のもとに連れて行く。祭司は主の前でその人のために贖いを行う。そうすれば、その人はどのような過ちについても赦される。」
1.レビ記の流れと本日の箇所
① これまでのレビ記の内容
レビ記は、神様と共に生きるための礼拝と赦しの道を教えています。
1章では、全焼の捧げ物として、牛・羊・鳥が捧げられました。
2章では、穀物の捧げ物として、小麦粉にオリーブ油と乳香を混ぜたものが示されました。
3章では、和解の捧げ物として、動物を屠った後、その肉を分かち合いました。
4章では、罪の捧げ物として、神様に対する罪の赦しを求めました。
5章では、償いの捧げ物として、主に対する被害に対する賠償が語られました。
そして6章1–7節では、隣人に対して不正を行った場合の償いが扱われています。
② 罪に該当する具体的な内容
ここで語られている罪とは、次のようなものです。
預かっている物を自分の物にすること。
期限までに返済しないこと。
隣人を騙したり、脅迫して奪うこと。
落とし物を自分の物にしてしまうこと。
これらはすべて、「神様に対して不信実な行為」として扱われています。
③ どのようにして罪の赦しを得るのか
罪の赦しには、明確な手順が示されています。
まず、元の物を返します。その際、20%を上乗せして人に返さなければなりません。
次に、主への罪のための生贄を捧げます。傷のない雄羊を祭司のもとへ連れて行きます。
これは損失額に加えて、さらに20%を多く捧げることを意味します。
ここで重要なのは、罪には二種類あるということです。
一つは神様に対する罪、もう一つは人に対する罪です。
人に対する罪であっても、必ず賠償が求められます。
「忘れていた」「知らなかった」では済まされません。
「謝れば終わり」という考え方は、聖書的ではありません。
たとえば、アメリカでの黒人差別の歴史を思い出すと、単なる謝罪では済まされないことが分かります。
また、どんなに貧しくても、必ず捧げなければなりません。
罪の生贄は自発的なものではなく、義務です。
なぜなら、罪によって神様との清い交わりが断たれてしまうからです。
たとえば、神様に捧げようとして忘れていた十分の一献金も、この視点から考える必要があります。
2.イエス・キリストと償い
① 償ってくださる神様
イエス様は言われました。
「盗人が来るのは、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするためですが、わたしが来たのは、羊が命を得、それを豊かに持つためです。」
(ヨハネの福音書10章10節)
イエス様は罪を裁かれるお方です。
しかしそれは、ただ罪を指摘するためではありません。
罪によって失われたものを償うためです。
私たちはイエス・キリストを信じることによって、罪が清められるだけでなく、
神様ご自身が償いをしてくださり、この世においても必要なものを与えてくださいます。
ただし、その豊かさを自分のためだけに用いることは間違いです。
② 実践の例
あるクラスメイトの牧師が、私から本を借りて汚したまま返しました。
その牧師は私に対して謝罪すべきであり、賠償すべきです。
同時に、神様に対しても謝罪すべきです。
一方で、私は謝ってきた相手を赦すべき立場にあります。
賠償分を受け取らなくてもよい、という選択もできます。
3.適用
① 罪だと気づいた時
まず、知らずに犯していた罪を示してくださった神様に感謝しましょう。
「知らなかった」では済まされません。
次に、人に対して謝罪し、賠償します。
ただで赦されようとしてはいけません。
さらに、神様に対しても謝罪し、償いをします。
すべての人間関係の主人は神様であることを忘れてはいけません。
② 賠償するキリスト者として
賠償する姿は、神様の栄光を表す良い証しとなります。
私たちが自分の利益のためではなく、相手を愛して賠償するなら、
それ自体が伝道となります。
そして神様は、賠償に必要なものを必ず備えてくださいます。
結び
今日も、私たちの代わりに完全な償いをしてくださった神様に感謝しながら、一日を歩んでいきましょう。


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