20231027金曜祈祷会
聖書:詩篇63:1-3
題目:命よりも大切なもの
賛美:「주는 나의 하나님이시여(主は私の神)」
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
聖書朗読(詩篇63篇1〜3節)
神よ、あなたはわたしの神。
わたしは切にあなたを求め、
わが魂はあなたを渇き慕います。
水のない、乾き果てた地にあるように、
わが肉体はあなたを慕いこがれます。わたしはあなたの力と栄光を見るために、
聖所であなたを仰ぎ見ました。あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、
わが唇はあなたをほめたたえます。
1.星野富弘(Hoshino Tomihiro)氏の証し
① 人生を変えた出来事
星野富弘さんは、小学校1年生の時に感動し、器械体操を始めました。
24歳で中学校教師となり、器械体操の指導をしていた時、
指導中に頭から落下し、全身不随となります。
自慢だった体は自由を失い、
これまで一生懸命育ててきたものを、すべて失ったと感じました。
② 聖書との出会い
入院中、星野さんは次の御言葉に出会います。
「重荷を負って苦労している者は、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11:28)
また、家の裏山に立つ白い十字架の小さな墓を思い出します。
そこには、生まれつき障害を持ち、8か月で亡くなった子どもが眠っていました。
星野さんは、入院中、口に筆をくわえて詩や絵を描き始めます。
自分が一生懸命育ててきたものを失った時、
彼は神様と出会ったのです。
③ 星野富弘さんの告白
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命が一番大切だと思っていた時、生きることは苦しかった。
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命よりも大切なものがあると知った時、生きることが嬉しくなった。
命や人生よりも大切なものを見つけた時、
人は人生を喜びをもって生きられるようになります。
ダビデもまた、そうでした。
2.詩篇63篇の背景とメッセージ
① 詩篇63篇の背景
この詩は、ダビデが息子アブシャロムから逃げていた時に書かれました。
彼は荒野におり、肉体的な渇きを覚えていました。
それでもダビデは、水を求めるのではなく、神様を求めると言います。
エルサレムを離れているにもかかわらず、
「ここが聖所であり、神の栄光を見る」と告白します。
神の恵みは命よりも大切だから、賛美があふれるのです。
逃げた先の、何もない荒野で、疲れ切っていても、
ダビデの口からは賛美が出てきました。
② どこで恵みを受けるのか
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何かを得た時、達成した時だけに賛美が出るのではありません。
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極限状態の中でも、神様と共にいると知る時、賛美は生まれます。
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それは、自分の命以上に大切なものを見つけたダビデだからこそ、できたことです。
③ アブシャロムという人物
アブシャロムは、政治力も外見もダビデより優れていました。
腰まで届く美しい髪を誇り、人の心を掴むのが非常にうまい人物でした。
人々が挨拶しようとすると、先に手を差し伸べ、抱きしめ、口づけをしました
(Ⅱサムエル15:5)。
4年にわたる周到な準備と見事なパフォーマンスで支持を集め、
アヒトフェルが味方についたことで、ダビデは深い絶望を味わいます。
やがてヘブロンで反乱を起こし、
ダビデは戦うことなく都を追われました。
④ アブシャロムの敗北
アブシャロムは政治で成功したため、政治で失敗します。
本来なら、神のように知恵あるアヒトフェルの助言を取るべきでしたが、
彼はフシャイの助言を採用しました。
その結果、アヒトフェルは絶望し、自ら命を絶ちます。
最終的に、アブシャロムは兜をかぶらずに戦場に出て、
その誇りであった髪が木に引っかかり、
ヨアブ将軍によって殺されました。
⑤ ダビデとアブシャロムの違い
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ダビデは、自分の命や栄光よりも、神様と民の命(息子を含め)を優先しました。
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アブシャロムは、自分の命と栄光を最優先しました。
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パフォーマンスに長けた者は、パフォーマンスによって滅びます。
⑥ 命とは何か
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人は自分の命すら、思い通りに扱うことはできません。
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自分の力で命を守ろうとすると、恐れが生まれます。
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しかし、命以上に大切なものを得た時、恐れは消えます。
では、私たちは命をどこに預けるべきなのでしょうか。
3.イエス・キリスト
① 生きることのしんどさ
清く、正しく生きなければならない。
賢く、健康で、期待に応えなければならない。
親を悲しませてはいけないから、心を偽る。
痛くても、苦しくても、嘘をつく。
人生を成功させなければならないという重圧。
だから人は、神様を待てず、人の賞賛を求めてしまいます。
しかし、人に褒められるために生きると、
神様からの報いは失われます(マタイ6:1)。
② 「わたしのもとに来なさい」(マタイ11:28)
イエスは言われます。
「わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
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自分のすべてを、神様の前に下ろしましょう。
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命を握りしめている時、星野さんのように生きるのは苦しい。
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命以上に大切なイエス・キリストを見つけた時、平安が与えられます。
③ 星野さんの回心と墓標の証し
星野さんの回心を、
家の裏山にある子どもの墓の両親は、御言葉を通して知りました。
自分の子ども以上の重いハンデを負いながらも、
星野さんは神の栄光を証しする存在となりました。
8か月で亡くなった子どもを思えば、
両親の心は深く痛んだことでしょう。
それでも、彼らもまた神様によって癒されました。
4.自分の人生を下ろそう
① 自分が一番大切な人生
自分の命、人生、栄光が一番大切な時、人生は苦しくなります。
責任はあるのに、能力が足りず、
自分の足りなさを責め続ける人生になります。
② 神様を一番にするとき
自分の命、人生、栄光を下ろし、
神様を一番にするとき、人生は変わります。
何もなくても、平安が訪れます。
③ すべてを神様に預けよう
自分の命も、人生も、栄光も、
すべてを神様に預けてみましょう。
命よりも大切なものを見つけた時、
私たちは本当の平安の中で生きることができます。


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