20231203早天祈祷会
聖書:民数記12:1−16
題目:モーセへの非難
賛美:321
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
聖書朗読(民数記12:1−16)
※本文は朗読に用いられた内容に基づく。
(1節)モーセがクシ人の女性を妻に迎えたことを理由に、ミリアムとアロンがモーセを非難した。
(2節)彼らは言った。「主はモーセとだけ語られたのだろうか。私たちとも語られたではないか。」主はこの言葉を聞いておられた。
(3節)モーセは地上のだれにもまさって柔和な人であった。
(4–5節)主は突然、モーセ、アロン、ミリアムの三人を呼び出し、幕屋の入口に立たれた。
(6–8節)主は、預言者には幻や夢で語るが、主の家に忠実な僕モーセとは、包み隠さず、直接、明らかに語ると告げられた。そして、「なぜ、わたしの僕モーセを恐れずに非難したのか」と問われた。
(9–10節)主が怒って去られると、雲は幕屋の上から離れ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなった。
(11–12節)アロンは自分たちの愚かさと罪を認め、モーセに赦しを願った。
(13節)モーセは主に叫び求め、「どうか彼女を癒してください」ととりなした。
(14–15節)主は七日間の隔離を命じられ、ミリアムは営の外に閉じ込められた。民は彼女が戻るまで出発しなかった。
(16節)その後、民はハセロテを出発し、パランの荒野に宿営した。
Ⅰ.事件の概要
1.ミリアムとアロンによるモーセへの非難
モーセがクシ人(エチオピア人)の女性と結婚したことが非難の表向きの理由であった。
異邦人との結婚は「不信者との結婚」と見なされがちであった。
ただし、モーセの律法における異邦人との結婚禁止(申命記7:3–4)は、後の時代に明確化された規定である。
2.ミリアムとアロンの本音
神がモーセにだけ語られることへの不満があった。
ミリアムは女預言者、アロンは大祭司という重要な立場にあった。
自分に与えられた役割を軽視し、他者と比較した結果、嫉妬が生まれた。
モーセがいつでも自由に神に会い、語ることができたように見えたからである。
3.主はすべてを聞いておられる
人間同士の会話であっても、すべて神は聞いておられる。
幕屋の中で三人だけの会話であっても、神には隠されていない。
私たちは常に「神が聞いておられる」という意識を持つ必要がある。
4.神による裁き(神の説教)
神は三人を幕屋の外に呼び出し、ご自身は幕屋の入口に立たれた。
特にアロンとミリアムを呼び、彼らを厳しく叱責された。
人の視点と神の視点は根本的に異なることが示された。
5.神の言い分(モーセの特別性)
預言者には幻や夢を通して啓示が与えられる。
しかしモーセは、地上で最も柔和で忠実な僕であるため、神は包み隠さず直接語られた。
モーセは実際に主の形を見ることが許された。
世間では「柔和」は軽んじられるが、聖書では最高の実りとされる(例:イサク、ヨセフ)。
「神の僕」という呼称は、聖書における最高の褒め言葉である。
6.神の怒りと回復
雲が幕屋の上を離れた時、ミリアムは重い皮膚病にかかり、白くなった。
これは兄弟間の問題にとどまらず、民全体が見て学ぶためであった。
アロンはその姿を見て、深く悔い改めた。
モーセのとりなしの祈りにより、七日間の隔離の後、ミリアムは癒された。
Ⅱ.私たちが学ぶべきこと
1.他人と比較することの危険性
イエスはペテロに、ヨハネのことを気にしないようにと教えられた。
人にはそれぞれ異なる神の賜物が与えられている。
例:自分の得意分野ではなく、「心の痛みを覚えること」に召しが隠されている場合がある。
比較は感謝を失わせ、神の決定への反抗につながる。
例:マリヤとマルタ。
2.柔和な神の僕こそ最高である
人からの賞賛や強さが目標ではない。
例:父から「そんなに弱くて、どうやって生きるのか」と叱られた経験。
柔和は聖霊の実であり、神の僕となることはイエスに倣うことである。
「柔和な者は幸いである」(マタイ5:5)
「わたしは心が柔和でへりくだっている。わたしに学びなさい」(マタイ11:29)
「あなたの王は柔和で、ろばに乗って来られる」(マタイ21:5)
力強さを誇る指導者像は、必ずしも聖書的ではない。
3.指導者は民のために罰を受ける覚悟が必要
指導者には、自らの過ちを受け入れる謙虚さが求められる。
リーダーシップやカリスマ性が本質ではない。
例:モーセのクシ人女性との結婚は、指導者としての立場を揺るがしかねなかった。
神からの罰は、必ずしも悪ではない。
その姿を通して、民が学ぶためである。
最も大切なのは、人々が神の国に入ることである。
モーセたちの目的も、約束の地に入ることであった。
人からの賞賛を得ることが目的ではない。
Ⅲ.まとめ
1.他人と比較せず、自分の心の痛みを探そう。
2.柔和な神の僕になることを目標としよう。
3.人々の声を聞くことのできる謙虚さを忘れないようにしよう。


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