20240612水曜祈祷会
聖書:ルカ1:1–4
題目:テオピロ閣下へ
讃美:80、86、88、91
説教:高曜翰 副牧師
場所:중앙성서교회
1.情熱の違い
ある旅人が、レンガを積んでいる三人の男に尋ねました。
「ここで何をしているのですか?」
一人目は言いました。
「レンガを積んでいるのさ。朝から晩まで。ついてない仕事だよ。」
二人目は言いました。
「壁を作っている。これが私の仕事だ。大変だけど、家族を養えるから幸せさ。」
三人目は言いました。
「私は大聖堂を作っている。歴史に残る大聖堂だ。ここで多くの人が祝福され、癒されるんだ。」
同じ仕事をしていても、見ているものが違い、情熱が違います。
私たちも三人目のような情熱を持つ者でありたいのです。
2.登場人物紹介
① ルカ
ルカは医者であり、同時に歴史家でもありました。解放奴隷であったという説もあります。
彼はパウロの同伴者として、最後まで共に歩みました。
彼は聖書で唯一の異邦人著者であり、新約聖書の約25%を書いています。
ルカ福音書と使徒行伝を合わせると106ページにもなり、パウロに次ぐ分量です。
ルカ福音書はAD61–63年頃に書かれ、マルコ福音書や他資料を参考にしながら、彼自身の徹底した調査によって記されました。
② テオピロ
「テオピロ」は本名ではなく、
「神の友」「神に愛された者」「神を愛する者」という意味を持つ称号です。
ローマの高官であり、立場上、公に信仰を持つことが難しい人物でした。
多神教国家ローマの中で、一神教信仰は容易ではなかったのです。
彼はルカを支援した人物、またルカが尊敬する主人であったと考えられます。
3.ルカが書いた目的
① イエスが真実であることを正確に伝えるため
当時は文書資料が少なく、口伝が中心でした。
多くの情報は不正確で、人々は整理できていませんでした。
そこでルカは、医者らしく、事実を一つ一つ調査し、ヨハネの誕生からマリヤの受胎告知まで、順序立てて正確に書きました。
テオピロはすでに口頭で福音を聞いていましたが、文章として読むことで体系的に理解できるようになったのです。
② ギリシャ人・知識人にわかりやすくするため
ルカはローマ帝国で使われる言葉を積極的に用いました。
「キュリオス(主)」という言葉は、本来ローマ皇帝の称号でした。
しかしルカは、それをイエスに用います。
つまり、
「真の主は皇帝ではなくイエス・キリストである」
と宣言しているのです。
また「ユアンゲリオン(福音)」も、本来は皇帝の勝利や即位の知らせでした。
しかしルカは、罪と死からの解放こそ本当の良い知らせだと伝えました。
③ 一人の救いのための情熱
ルカは、たった一人、テオピロのためにこの書物を書きました。
ルカ1章では「テオピロ閣下」と呼ばれていますが、
使徒1章では「テオピロよ」と呼ばれています。
これは、
「閣下」から「兄弟」へ
関係が変わったことを意味します。
彼の信仰が成長したのです。
4.ルカの情熱 ― イエスを理解してもらいたい
エマオ途上の弟子たちは、失望し情熱を失っていました。
しかし復活のイエスが聖書を説き明かされた時、彼らの心は燃えました。
救いは努力ではありません。
❌ 何かを達成すること
❌ 聖くなろうとすること
❌ 大きな働きを成し遂げること
そうではなく、
「神がどれほど私たちを愛しておられるかを知ること」
それが出発点です。
神は自動販売機ではありません。
神を利用するのではなく、神を知ること。
神を知る時、自然と情熱が生まれるのです。
5.情熱のモデル ― モーセ
金の子牛事件の前、神は「わたし自身が共に行く」と言われました。
しかし事件の後は「御使いを送る」と言われました。
するとモーセは言いました。
「もしあなたが共に行かれないなら、私たちはここから行きません。」
約束の地よりも、祝福よりも、
「神が共にいること」
それが彼にとって最も大切でした。
これこそ本当の情熱です。
6.まとめ
私たちに必要なのは情熱です。
・大聖堂を見ていたレンガ職人
・一人のために新約聖書の25%を書いたルカ
・祝福より神の臨在を求めたモーセ
彼らに共通しているのは、
「神ご自身を求める情熱」でした。
その情熱は努力では生まれません。
イエスを知ること。
ただそれだけです。
教会に来られない日があっても、奉仕ができない日があっても、
イエスをもっと知りたいという情熱を持ち続けましょう。
それこそが、私たちの信仰の原点なのです。


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