20241029早天祈祷会
聖書:使徒行伝1:13-20
題目:心を神様に合わせる
賛美:353、365
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
(1)屋上の間に集まった弟子たち
弟子たちは市内に入り、泊まっていた屋上の間に上がりました。そこには、ペテロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、ピリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルパヨの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダがいました。
この家は、弟子たちが恐れて隠れていた場所であり、復活の主イエスが現れてくださった家であったと考えられます。この部屋は弟子たちの拠点となっていました。なお、ヤコブの子ユダはタダイのことです。
(2)心を合わせて祈る群れ
彼らは婦人たち、特にイエスの母マリヤ、そしてイエスの兄弟たちと共に、心を合わせ、ひたすら祈りに専念していました。
弟子たちだけでなく、イエスの母や兄弟たちも主を信じるようになっていました。ヤコブは復活の主に出会っています(コリント人への第一の手紙15:7)。後にヤコブはエルサレム教会の指導者となります。
また、男女が同じ部屋で共に祈っていたというのは、当時としては珍しいことでした。しかし、神の前には男女の区別はありません。
彼らは何を祈っていたのでしょうか。それは、聖霊を与えるという主の約束への期待でした。祈りは神を動かすための手段ではありません。もし祈りによって神を動かそうとするなら、苦しみに陥ります。祈りとは、神の約束に対する信頼と期待の表れなのです。
(3)百二十名の中で語るペテロ
そのころ、百二十名ほどの兄弟たちが集まっていました。人数から考えると、二階の部屋の容量を超えていた可能性があります。
主の昇天から聖霊降臨までの十日間、ペテロがリーダー的な役割を果たしていました。ペテロは結婚していた人物でもあります。
(4)ユダの裏切りと聖書の成就
ペテロは、裏切り者ユダについて語ります。ユダは仲間として数えられ、この務めを受けていた者でした。しかし、彼についての聖書の言葉は成就しなければなりませんでした。
ここでルカは説明を加えています。「ユダは不正の報酬で地を買った」とありますが、別の箇所では祭司長たちが地を買ったと記されています(マタイによる福音書27:3-10)。これは矛盾ではありません。不正の金は本来ユダに返されるべきものでしたが、彼はすでに自殺していたため返還できませんでした。そのため祭司長たちはユダの名で地を買ったのです。
また、「体が裂け、はらわたが流れ出た」とありますが、マタイでは「首をつった」とあります(同27:5)。当時、死体は汚れとみなされ、城壁内に一晩とどめることは許されませんでした。ユダの死体はヒンノムの谷へ落とされたと考えられます。ここにも矛盾はありません。
ペテロは詩篇69:25と詩篇109:8を引用しました。詩篇には悪人に対する裁きを求める祈りがありますが、それは復讐ではなく、神の義が守られることを願う祈りです。ダビデが直接ユダを預言したわけではありませんが、王に対する反逆者への裁きを願う詩が、イエスに対する反逆者ユダに当てはめられているのです。
2.適用
(1)心を合わせて祈り、備えること
ペテロは百二十人を集め、聖霊降臨まで祈り備えました。当時、主を信じる者は五百人ほどいましたが(コリント人への第一の手紙15:6)、全員が集まったわけではありません。しかし、男女が共に心を合わせて祈りました。
主イエスも十字架にかかる前、祈って備えられました。それは、自分の思いを父なる神の御心に合わせるためでした。
私たちも今、バザーの準備をしています。私自身も家を探しています。しかし何より大切なのは、祈りを通して自分の考えを神の考えに合わせることです。
(2)敵の存在も神の計画の中にある
ユダの裏切りは痛ましい出来事でした。しかし、それさえも神の計画の一部となりました。
ユダやファラオ、エサウについて「神はひどい」と言う人がいます。しかし、神が心を固くされたのではなく、もともと心の固い人を神が用いられたのです。ユダの問題は、自分の考えを神に合わせなかったことでした。その結果、王に対する反逆者となりました。
パリサイ人、律法学者、サドカイ人もイエスに敵対しました。しかし、その敵対を通して十字架の救いの計画が成就しました。
私たちの人生にも、敵のように見える存在があります。しかし恐れる必要はありません。それらも神の計画の中にあるのです。
(3)神の御心に合わせる祈りへ
だからこそ、私たちは共に祈りましょう。
祈りの時間が、自分の願いを押し付ける時間ではなく、神の御心に自分を合わせる時間となりますように。
ユダのように自分の思いを貫くのではなく、ペテロのように祈りを導く者となることができますように。
心を神様に合わせる。そのために、今日も共に祈りましょう。


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