20241228土曜祈祷会
聖書:創世記29:31-35
題目:レア―信仰によって夫の愛を得た女性
賛美:216、370
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.レアとラケルの対比
① レア
レアは、外見においてはラケルより劣っていたと記されています。しかし「優しい目をしていた」と訳されることもあり、心の優しさを表しているとも考えられます。
彼女は夫ヤコブから愛されていませんでした。聖書はその現実を率直に記しています。
② ラケル
ラケルは外見が美しく、魅力的な女性でした。そのためヤコブに深く愛されました。
しかし聖書を読み進めると、彼女には嘘をつく面や自己中心的な姿も見られます。
愛されてはいましたが、人格的には課題も抱えていました。
2.八人の子どもの名前とレアの心
レアは出産を通して、次第に心が変えられていきます。その変化は、子どもたちの名前に表れています。
① ルベン
「主が私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するであろう。」
“見て、息子です”(Rewoo-bein)という意味が込められています。
最初の願いは「夫の愛」でした。
② シメオン
「主は私が嫌われているのを聞かれて、この子をも私に授けた。」
“聞いて認めて”(Shim-oon)。
神が自分の苦しみを聞いてくださったという信仰が現れています。
③ レビ
「今度こそ夫は私に結び付くだろう。私が彼に三人の子を産んだから。」
“一緒にいて”(Levi)。
まだ夫との結びつきを求めています。
④ ユダ
「今度は主をほめたたえよう。」
“主を讃えた”(Yehudah)。
ここで大きな転換が起こります。夫ではなく、主を見上げ始めたのです。
⑤ ガド
「幸運が来た。」
「愛されていないけれど幸運だ」(Gad)。
⑥ アシェル
「なんと幸せなこと。女たちは私を幸せ者と呼ぶでしょう。」
「愛されていないけれど幸せだ」(Asher)。
⑦ イッサカル
「私が仕えめを夫に与えたから、神が私にその報いを賜ったのです。」
“報酬がある”(Issachar)。
⑧ ゼブルン
「神様は私に良い賜物を賜った。私は六人の子を夫に産んだから、今こそ彼は私と一緒に住むでしょう。」
「今度こそ私を尊ぶだろう」(Zebulun)。
3.レアの心境の変化
① 最初は、夫が自分を愛することを求めていました。
② しかし途中から、主をほめたたえるようになりました。
③ そして自分を主にあって幸せな者だと考えるようになりました。
④ やがて、夫の愛そのものよりも「尊敬」を求めるようになりました。
これは、主の愛で満足するようになった証しです。
4.最後に勝利したのは誰か
ラケルはカナンの地で死に、エフラタ(ベツレヘム)に葬られました。
一方、レアがいつ死んだかは書かれていませんが、カナンの地のマクベラの墓に葬られました。そこにはアブラハムとサラ、イサクとリベカが葬られています。
さらにヤコブは死ぬ直前、自分もレアと同じマクベラの墓に葬るよう命じました(創世記49章)。
レアは出産を通して主を愛する者へと変えられ、やがて夫の愛と尊敬を得るようになったのです。
5.生まれ変わるとは何か
イエスは言われました。
「誰でも新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない。」(ヨハネ3:3)
新しく生まれ変わるとは、優れた能力を持つ者へアップグレードすることではありません。
別の人格、別の人間へと変えられることです。
① 神が求めておられるもの
神はまず能力ではなく人格を求められます。
そしてその人格を形成するために試練を与えられます。
神が求めておられるのは、神の計画にかなう人格へと変えられていくことです。
② 困難とは何か
困難は、私たちの人格を形成するために神が用意されたものです。
(もちろん私たちの罪が原因の場合もあります。)
問題は、祈りながらも人格が変わることを願わず、ただ問題の解決だけを願う態度です。
変えられた私たちを通してこそ、神を人々に伝えることができます。
結論
主にあって人格が変えられるとき、人との関係も変えられます。
レアは外見ではなく、信仰によって変えられた女性でした。
主の愛に満足したとき、夫との関係も変えられていったのです。


댓글0개