20250125土曜祈祷会
聖書:申命記31:7-8
題目:ヨシュア―比較から生まれる苦悩
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
内容:私たちは、ヨシュアの歩みから学ぶことができます。ヨシュアには、モーセのような神秘性や王宮での教育、家柄、奇跡などの特別な力はありませんでした。しかし、約束の地に入ったのはモーセではなくヨシュアです。これは、私たちにとって重要な示唆です。自分の持っている財産や能力に関係なく、神様の計画に大胆に参加すれば、ヨシュアのように勝利を得ることができるのです。
1. ヨシュアの苦悩
① 神様の励まし
申命記31章、ヨシュア1章では、神様がヨシュアを励ましておられます。これは、ヨシュアが大きな不安を抱えていたことの表れです。彼はモーセの後を継ぐリーダーとして、民を導く責任に心を痛めていたのです。
② モーセとの比較
ヨシュアの立場を理解するには、モーセとの違いを考える必要があります。
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モーセはエジプトの宮殿で王子として最高の教育を受けましたが、ヨシュアは平凡なヘブル人で奴隷出身です。さらに、レビ族出身でもなければ、カレブのようなユダ族出身でもなく、ただのエフライム族です。
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モーセは神様と最も親しい人物であり、「モーセのような預言者は起こらなかった」と言われるほどです。モーセは神と顔を合わせて語り合う関係を持っていましたが、ヨシュアは神様と直接会話した経験すらありません。
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モーセは数々の奇跡を起こしました。海を分け、エジプトとイスラエルの前で奇跡を示しました。ヨシュアにはモーセの杖のような象徴的な力もなく、独自に奇跡を起こすことはできません。
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さらに、モーセのそばでリーダーシップを学んでいたにもかかわらず、ヨシュアは自信を持てませんでした。モーセでさえ、数百万の民を導くことができるだろうかと悩んでいたのです(申命記31:27)。ヨシュアは80歳という年齢で新たな使命を受け、十分な自信を持てないまま始めました。
③ 神様の対応
神様は、ヨシュアにモーセのような奇跡の力を与えませんでした。ヨルダン川を分けることも、エリコの城壁を砕くこともヨシュア自身の力ではありませんでした。しかし、神様はモーセと同じ約束をヨシュアに与えました。「土地を与える」「共にいる」「律法を守りなさい」と励まし、ヨシュアにこう告げられました。「強くかつ勇ましくあれ、恐れてはならない」。これは、能力ではなく行動を伴う信仰を求める言葉です。自分に備わったものではなく、神様の約束を信じ、大胆に生きることが求められているのです。
④ ヨシュアの意味
ヨシュアの歩みには深い意味があります。
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モーセは律法の代表者として、約束の地に入れませんでした。それは、人間の努力や律法によって天国に入ることはできないことを示しています。
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ヨシュアは「神は救い」であり、これはイエス・キリストを象徴します。主の恵みによってのみ、天国に入ることができるのです。
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約束の地には強力なカナン人が住んでいました。神様は事前にその地を整理することはされませんでした。必要なのは信仰のみであり、神様の導きに従う勇気なのです。
2. まとめ
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どんな時でも、どんな場所でも、キリスト者として大胆に生きましょう。神様は能力を求めず、与えず、励ましを与えられました。
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環境が悲惨でも、自分に特別な実力がなくても、神様がともにおられます。約束の地に入ったのはモーセではなくヨシュアでした。
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見た目の強さや力ではなく、心の強さを持つヨシュアのような人物になりましょう。


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