20250208土曜祈祷会
聖書:ヨシュア22:30-34
題目:ピネハス―知恵と行動力のある指導者
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
ピネハスは、弱い者を助け、強い者をくじく公平な判断のできるリーダーでした。私たちも彼のように、公平で知恵あるリーダーを目指したいものです。
1. ピネハスとは
-
ピネハスはサムエル記に登場する祭司エリの息子ホフニ・ピネハスとは別人です。
-
アロンの息子である祭司エリアザルの息子として生まれました。
-
ペオル事件(民数記25章参照)の立役者として知られています。
2. ヨルダン川東部の3部族による祭壇事件
① 発端
-
ルベン族、ガド族、マナセ半部族が占領戦争を終え、ヨルダン川東部に戻りました。
-
彼らはヨルダン川東部に一つの祭壇を建てました。しかし、勝手な場所で祭壇を作り捧げてはいけないと申命記12:13−14で示されています。
-
この行動を、他の9部族はクーデターのようなものだと判断し、シロに集結しました。
② ピネハスの知恵1:柔和な姿勢
-
ピネハスは西側9部族を止め、まず話を聞くことにしました。そして、東側3部族の話も共に聞きに行きました。
-
過去の事件を引き合いに出し、自分たちの心配していることを伝えました。「ペオル事件、アカン事件を忘れてはいけない」
-
一方的に裁くのではなく、対話を通じて判断する姿勢を見せました。
③ ピネハスの知恵2:重荷を背負い合う姿勢
-
東側3部族の問題を12部族全体の問題として捉えました。
-
兄弟のために自分たちの狭い所有地を分け合う覚悟を示しました。「もし所有地が清くないなら、私たちの間で所有地を得なさい」
-
相手を一方的に切り捨てるのではなく、犠牲を払う覚悟を示すことで公平さを保ちました。
④ ピネハスの知恵3:相手の心で判断する姿勢
-
東側3部族の発言を聞き、主に対して罪とならないことを喜びました。「これが主への反逆なら裁いてください」
-
彼らは自分たちの子どもたちが将来仲間はずれにされることを恐れていました。
-
祭壇は模型であり、東側3部族も同じ幕屋で捧げられる証拠でした。
-
ピネハスは行動そのものに満足しなかったものの、その心を認め、争いを避ける判断をしました。
この知恵によって、イスラエルは互いに争わずに済みました。
3. ペオル事件(民数記25章参照)
① ミデアン人の作戦
-
力で対抗できないと考えたミデアン人は、イスラエル内部を破壊することを企てました。
-
モアブの娘たちとの性行為を通じてバアル崇拝(モアブの神ケモシュ)を広めました。
-
その結果、疫病により2万4千人が死に、偶像崇拝者を処刑することが決定されました。
② ピネハスの対応
-
イスラエル人男性がミデアン人女性を連れ込み、シメオンの長の息子ジムリとミデアンの長の娘ゴスビという権力者同士の関係でした。
-
誰も止めに行こうとしない中、ピネハスは槍で2人を突き刺しました。例としては、教会で権力者や裕福な家族の子どもが悪事を働いた場合、誰も動けない状況に似ています。
-
この行動により、神様は疫病を止め、ピネハスの子孫を大祭司の家系とされました。
-
さらにミデアン人への報復作戦でも指揮を取り、黒幕である5人の王とバラムを処刑しました(民数記31章)。
4. ピネハスの行動と教訓
① 人々の意見
-
「甘すぎる」と言う人もいれば、「残酷だ」と言う人もいます。
-
しかし大切なのは、祭司として人々を正しく神様に導く公平さです。人々の思いを大切にし、権力に屈せず判断する姿勢が求められます。
② イエスとの共通点
-
弱い人々と共に行動し、パリサイ人のように強く非難するのではなく、弱きを助け、強きをくじく公平さがあります。


댓글0개