20250319早天祈祷会
聖書:使徒9:10-18
題目:アナニヤの従順
賛美:298、310
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
(1)アナニヤに命じる神様
ダマスコには、アナニヤというイエスの弟子がいました。彼は律法を重んじる敬虔なユダヤ人であり、ユダヤ人たちの間でも評判の良い人物でした。
ある時、主が幻の中で彼を呼び、「アナニヤよ」と言われました。アナニヤは「主よ、わたしでございます」と答えます。すると主は彼にこう命じました。
「立って、『真すぐ』という名の通りに行き、ユダの家にいるタルソ人サウロという人を訪ねなさい。彼は祈っている。また彼は、アナニヤという人が来て手を置き、再び見えるようになるという幻を見ている。」
しかしアナニヤは戸惑いました。彼はこう答えます。
「主よ、あの人がエルサレムでどれほどひどいことを聖徒たちにしたか、多くの人から聞いています。また彼はここダマスコでも、御名を呼ぶ者たちを捕らえる権限を祭司長たちから受けています。」
つまりアナニヤは、「そんな悪い人を本当に助ける必要があるのでしょうか」と疑問を持ったのです。もしサウロの目が癒されたら、再び人々を捕らえるのではないかという恐れもあったでしょう。
(2)神様の計画が伝えられる
しかし主はアナニヤにこう言われました。
「行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、そしてイスラエルの子らに、わたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。」
サウロは神によって特別に選ばれた器でした。さらに主はこう続けて言われました。
「わたしの名のために、彼がどれほど苦しまなければならないかを、彼に示す。」
サウロの奉仕は祝福だけではありません。そこには多くの苦難が伴うことになります。これまで彼は聖徒たちを苦しめる側でしたが、これからは自分自身がより深い苦しみを経験することになるのです。
それでもアナニヤは、神様の言葉に従い、主が言われた通りにユダの家へ向かいました。
(3)アナニヤの行動
アナニヤは家に入り、サウロの上に手を置いて言いました。
「兄弟サウロよ。あなたがここへ来る途中で現れた主イエスが、あなたが再び見えるようになり、また聖霊に満たされるために、わたしを遣わされたのです。」
ここで注目すべきことは、アナニヤがサウロを「兄弟サウロ」と呼んだことです。彼はかつて教会を迫害した敵であったサウロを、兄弟として受け入れたのです。
するとすぐにサウロの目から鱗のようなものが落ち、彼は再び見えるようになりました。そして立ち上がってバプテスマを受けました。
サウロはそれまで三日間、何も食べず飲まずに断食していました。まるで死んだような状態でしたが、バプテスマを受けることによって、新しい命を得たキリスト者として生まれ変わったのです。
2.適用
(1)神の計り知れない計画がある
サウロのために、多くの信徒たちが傷つけられてきました。人々にとってサウロは憎むべき敵でした。
しかし神様は、人間の理解を超える方法で働かれます。私たちには理解できないことがたくさんあります。
サウロはやがてパウロとなり、異邦人、イスラエル人、そして王たちに福音を伝える働きを担うようになります。彼の働きには多くの苦しみが伴いましたが、かつて敵として生きていた彼だからこそできる使命があったのです。
人生の中で起こる出来事も同じです。たとえば、アメリカ行きがキャンセルされて134,000円の損失が出たとしても、その背後には神様の計画があるかもしれません。
(2)アナニヤは神様の言葉に従った
アナニヤは本当はサウロを助けたくありませんでした。サウロは憎い敵であり、彼に近づくことは自分の命の危険にもつながるかもしれなかったからです。
それでもアナニヤは神様に従いました。自分の考えよりも神様の考えを優先したのです。
そして彼は、自分に与えられた役割を果たしました。それは、憎い敵に手を差し伸べるという役割でした。
神様は他の人ではなく、アナニヤにこの使命を託しました。それは、神様がアナニヤに特別な思いを持っておられたからです。
(3)神に従うとき奇跡を見る
アナニヤはサウロが新しい人に生まれ変わる瞬間を目撃しました。
自分の考えを下ろして神様に従うとき、私たちは神様の奇跡を見ることができます。
私たちに降りかかる災難を嘆く必要はありません。それは神様が私たちだからこそ任せておられる出来事かもしれないのです。
私たちが自分の考えではなく神様の考えに従うとき、人の力では不可能な奇跡を見ることができるでしょう。
3.まとめ
第一に、不満を言うのではなく、神様の大きな計画を信じましょう。
第二に、「なぜ私なのか」と思うのではなく、「私だからこそ神様が任せてくださった」と受け止めましょう。そして神様の決定に従いましょう。
第三に、そのとき私たちは、自分の力を超える神様の働きを経験することができます。
今日も苦難の中で主の思いを求めながら生きていきましょう。


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