20250429早天祈祷会
聖書:使徒13:13-22
題目:進み続けるパウロとバルナバ
賛美:383、370
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
① キプロス島での働きを終えて、小アジアへ向かう
パウロと一行は、キプロス島での働きを終え、小アジアへと進みました。この場面から、これまで「バルナバとパウロ」と記されていた順序が「パウロ一行」と変わり、リーダーシップがパウロに移っていることが分かります。
彼らはパンフリヤのペルガに到着しましたが、ここでは福音を述べ伝えた記録はありません。ユダヤ人共同体が小さかった、あるいは存在しなかった可能性があります。
また、この地点でヨハネ(マルコ)が一行から離れてエルサレムに帰ってしまいました。その理由については、リーダーの変化、行程の延長、疲労や恐れなど、いくつかの可能性が考えられますが、はっきりとは分かっていません。
② ピシデヤのアンテオケでの宣教の開始
パウロたちはさらに進み、ペルガから約160km、標高約1000mの山地を越えてピシデヤのアンテオケに到着しました。この町は貿易の中心地であり、多くのユダヤ人が住んでいました。
安息日に会堂に入り、いつものパウロのスタイル通り、まずユダヤ人に福音を伝えることから始めます。
③ 会堂での招きとパウロの説教の導入
会堂では律法と預言書が朗読された後、会堂司たちがパウロたちに「何か勧めの言葉があれば話してください」と依頼しました。これは当時、巡回するラビや有識者に語ってもらう習慣があったためです。
パウロは立ち上がり、イスラエルの人々と神を敬う異邦人に向けて語り始めました。彼の語りは、アブラハムから始まり、エジプトでの出来事、荒野の40年、カナンの征服、士師の時代、そしてサウルとダビデの王政へと続く歴史の流れをたどるものでした。
その要点は、神がイスラエルを選び、導き、忍耐し、祝福してこられたにもかかわらず、民はしばしば神に反抗してきたということです。これは後にイエス・キリストを語るための重要な土台となります。
2.適用
① 厳しい状況の中でも進み続ける信仰
パウロたちの宣教は決して順調ではありませんでした。キプロス島では大きな成果が記されておらず、ただ一人の回心(総督)という結果に見えます。さらに同行者のマルコが離脱し、ペルガでは伝道も難しい状況でした。
人間的に見れば、「一人救われて一人離れた」とも言える状況です。成果が見えない働きは大きな負担となり、「なぜ神様はこの道を与えたのか」と思いたくなることもあるでしょう。
しかしパウロは落胆して立ち止まることなく、ピシデヤのアンテオケに進み、いつも通り会堂で福音を語りました。しかも、自分から前に出るのではなく、求められるのを待って語るという落ち着いた態度を保っていました。ここに、真の信仰者の姿を見ることができます。
② 大阪中央教会への適用
私たちにとって大切なのは、結果ではなく「行動し続けること」です。これからの伝道において、大きな成果がすぐに見えないかもしれません。しかし、神様は私たちの忠実さを見ておられます。
「神の国のために…捨てた者は、必ず…永遠の生命を受けるのである。」(ルカ18:29−30)
この世では能力や人気が成功の基準とされますが、神の国では違います。たとえ能力が足りなくても、人に評価されなくても、神様が働かれるなら、それは成功なのです。
重要なのは、パウロのように歩みを止めず、忠実に進み続けることです。言葉が上手でなくても、特別な賜物がなくても問題ではありません。むしろ、神の栄光を奪わずに歩むことの方が大切です。
3.まとめ
私たちは今日、バザーの日を迎えています。自分たちの弱さや足りなさを感じることも多いでしょう。しかし、それでもここまで来ることができたのは、すべて神様の恵みです。
今日のバザーが主にあって祝福されることを祈りましょう。ある人にとっては癒しの機会となり、またある人にとっては人生が変えられるきっかけとなるように。
神様の導きの中で、私たちもパウロのように歩みを止めず、進み続けていきましょう。


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