20250516早天祈祷会
聖書:使徒15:22-29
題目:一致すること
賛美:382、383
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
(1)代表団の派遣
エルサレム教会は、代表団をアンテオケ教会へ派遣することを決定しました。
その目的は、会議の結果を正しく伝え、教会を安心させるためでした。手紙の内容が真実であることを証言する証人としての役割も担っていました。当時は文書よりも口頭による証言の方が信頼されていたためです。
またエルサレム教会は、自分たちにとって不利に見える可能性のある異邦人伝道を正式に認める決断をしました。
派遣されたのは、バルサバと呼ばれるユダとシラスです。バルサバは「安息日の子」という意味を持ち、預言者であり、ヘブル語圏ユダヤ人の代表でした。シラスも預言者であり、ローマ市民権を持つギリシャ語圏ユダヤ人の代表でした。彼は後にパウロと共に伝道旅行に出かけ、ペテロの書記としても働きます。
さらに、バルナバとパウロについても言及されています。エルサレム教会の中には、許可なく教えを広めて人々を混乱させた者たちがいましたが、それとは対照的に、バルナバとパウロは正式に認められた働き人であり、主イエスの名のために命を惜しまない者たちでした。
(2)聖霊による一致した決定
使徒たちと長老たちは、「聖霊と私たちは」と語り、この決定が聖霊の導きによるものであると確信していました。
本文には聖霊が具体的にどのように介入したかは記されていませんが、彼らは議論と祈りの中で、明確に神の導きを感じていました。
その決定は次の通りです。異邦人の救いにおいて、これ以上の重荷を負わせないこと。ただし、ユダヤ人信者への配慮として、偶像に供えた物、血、絞め殺したもの、不品行を避けるよう求めました。
この決定により、教会の分裂は回避されました。ユダヤ人伝道と異邦人伝道の両方が認められ、律法を守ることも守らないことも自由とされました。なぜなら、救いは律法ではなく、恵みと信仰によるものだからです。
2.適用
(1)一致は安心を生み出す
教会が一致するとき、人々に安心が与えられます。
エルサレム教会では、十分に議論が尽くされ、その中で聖霊の導きを感じた人々が一致して決定を下しました。そして、その決定を信頼できる人々を通して伝えました。
ここで重要なのは、強要ではなく、対話と協力です。
主イエスは、二人または三人が心を合わせて祈るとき、神がその願いを聞かれると語られました。したがって、教会においても心を合わせることが非常に重要です。
「聖霊の導き」と言いながら強引に物事を進めることも、自分の意見ばかりを主張して対立することも、どちらも望ましくありません。互いに歩み寄り、心を一つにすることが大切です。
大阪中央教会もまた、共に祈り、心を合わせて、一つの決定を下すことができるよう求めていきましょう。
(2)一致は証しとなる
イエスは弟子たちが一つになることを強く祈られました。
私たちが一致するとき、それ自体が世に対する証しとなります。人々はその姿を見て、神の働きを認め、イエス・キリストを信じるようになるのです。
すべての信徒が自分の考えに固執するのではなく、聖霊の導きを求めて歩むとき、真の一致が実現します。
3.結論
エルサレム教会の一致した決定が、アンテオケ、シリヤ、キリキヤの教会に安心を与えたように、私たち大阪中央教会も一致することによって、世の人々に良い証しを立てていきましょう。
そして、その一致を通して、多くの人々がイエス・キリストを信じるようになることを祈り求めていきましょう。


댓글0개