20250709早天祈祷会
聖書:使徒19:23-31
題目:経済的問題
賛美:498、499
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
1. 聖書本文
「そのころ、この道について容易ならぬ騒動が起こった。そのいきさつはこうである。デメテリオという銀細工人が銀でアルテミス神殿の模型を造り、職人たちに少なからぬ利益を得させていた。この男がその職人たちや同類の仕事をしていた者たちを集めて言った、『諸君、われわれがこの仕事で金もうけしていることはご承知のとおりだ。しかし、諸君も見聞きしているように、あのパウロが、手で造ったものは神ではないなどと言い、エペソばかりかアジヤ全体にわたって大勢の人々を説きつけた。これではわれわれの仕事に悪評が立つばかりか、大女神アルテミスの宮も軽んじられ、全アジヤ、いや全世界で拝まれている大女神のご威光も失われてしまいそうだ』。
これを聞いた人々は怒りに燃え、『大いなるかな、エペソ人のアルテミス!』と叫び、町中が大混乱となった。人々はパウロの道連れであるマケドニア人ガイオとアリスタルコスを捕え、いっせいに劇場になだれ込んだ。パウロは群衆の中に入ろうとしたが、弟子たちがそれを止めた。またアジヤ州の高官で、パウロの友人であった人々も、劇場に入らないようにと伝えてきた。」
(使徒行伝 19:23-31 口語訳)
2. 本文解説
① エペソで起こった騒動
パウロがエペソを出る前、ただならぬ騒動が起こりました。
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首謀者:銀細工職人デメテリオ
- 銀で女神像や神殿の模型を作り、職人たちに販売していた
- しかし、商売が思うようにいかなくなった
- その原因をパウロの伝道活動に求めた
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アルテミスと神殿
- アテネの女神とは異なる、アジア的な豊穣の女神
- アルテミス礼拝は当時33か所で行われ、中心がエペソ
- 神殿は礼拝だけでなく銀行の役割も持つ商業的重要地点
- 中央の偶像は隕石で、乳房の形を持つ女性に似ていた
② デメテリオのパウロ批判
- パウロの伝道によって、「手で作った物は神ではない」と人々に説かれた
- その結果、銀細工の売上が減少すると考えた
- 経済的な損失を、神の権威や信仰心の問題にすり替えた
- 人々の心を「大女神アルテミスの威光が失われる」と煽り、怒りを引き起こした
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民衆の反応
- 「偉大なエペソ人のアルテミス」と叫び、町中が騒乱状態に
- 経済不況も相まって、人々は先導されやすかった
③ パウロと同行者の危機
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同行者:ガイオとアリスタルコス
- 劇場に連れて行かれ、2万人規模の群衆の前に置かれる
- パウロは彼らを救おうと群衆に入りかけた
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危険察知と防止
- 弟子たちがパウロの行動を制止
- アジヤ州の高官でパウロの友人も、劇場に入らないように強く伝えた
- これらの高官は未信者だが、皇帝礼拝の祭司の職も持っていた
3. 適用
① 福音伝道と経済的問題
- 福音を伝えると、経済的な摩擦や問題が起こることがある
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伝えた相手に起こる場合
- 銀細工職人たちは生活の不安から恐怖心を抱いた
- 自尊心を刺激され、暴動に発展する
- お金のために神や人を利用する傾向
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イエスの教え
- 「二人の主人に仕えることはできない」(マタイ 6:24)
- お金に縛られる者は神や人を利用する
- お金から解放され、人と神に仕える者はイエスのようになれる
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大阪中央教会への適用
- 経済的な障害や衝突を恐れずに福音を伝える
- デメテリオではなく、パウロのように真の平安に立つ
- 経済的問題により伝道を止めるのではなく、前に出る信仰を持つ
4. まとめ
福音を伝えると、必ず経済的問題や衝突が生じることがあります。しかし、私たちはそれに恐れず立ち向かい、祈りをもって乗り越えましょう。
パウロのように、信仰を中心に行動することで、経済的問題に左右されず福音を伝える人生を生きることができます。


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