20251012日曜韓国語礼拝

聖書：1ペテロ2：1−2

題目：赤子が集まる教会

賛美：520、521

“だから、あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てて、 今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである。”

‭‭ペテロの第一の手紙‬ ‭2‬:‭1‬-‭2‬ 口語訳‬

1。赤子とミルク

①ミルクが必要な理由

　❶消化と吸収が容易

　　⑴胃が未熟でもうまく消化できる。

　　⑵腸が未熟でもうまく栄養を吸収できる。

　❷必要な栄養がバランスよく豊富

　　⑴脳や神経系の発達に重要なタンパク質や脂質が含まれている。

　　⑵ビタミンやミネラルもバランスよく含まれている。

　❸免疫成分が含まれている

　　⑴免疫グロブリン：細菌の侵入を予防

　　⑵ラクトフェリン：細菌増殖を抑制

　　⑶オリゴ糖：善玉菌の増殖

　　⑷リゾチーム：細胞壁を破壊して殺菌

　　⑸サイトカイン：免疫システムの発達

②早い離乳食がよくない理由

　❶消化吸収が悪く、必要な栄養を十分確保できない。

　❷免疫力が低下する。

　❸ミルクを飲まなくなる。

　　⑴お菓子やジュースの与えすぎ

　　⑵合わない味や匂い

　　⑶不規則な授乳習慣

2。ペテロの説明

①背景

　❶主に小アジアの異邦人クリスチャンを励ますために書かれた。

　❷ネロ帝の時代、迫害がどんどんひどくなる時(大迫害の前)。

　❸聖なる民としてどのように生きるべきかを教えている。

②あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てなさい。

　❶自分の生活から悪い習慣を捨てなさい。

　　⑴悪意：人の失敗を喜んだり、わざと困らせる心。

　　⑵偽り：よく見せるための嘘、利益のための誤魔化し。

　　⑶偽善：表面は優しいが、内面は冷たく裁いている。

　　⑷嫉み：人の成功や祝福を喜べない。

　　⑸悪口：人を傷つける言葉、本人のいないところでの批判。

　❷イエスとは真逆の性質である。

　　⑴悪意 → イエスは敵をも愛した

　　⑵偽り → イエスは「真理そのもの」

　　⑶偽善 → イエスは心からの愛で仕えた

　　⑷嫉み → イエスは「父の御心」を喜んだ

　　⑸悪口 → イエスはののしられてもののしり返さなかった

　❸これら悪い習慣は、は信頼関係を破壊し、共同体を破壊する。

③ 生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。

　❶生まれたばかりの乳飲み子のように、したい求めなさい。

　　⑴普通にしたい求めるのではない。

　　⑵赤子がお腹を空かせて泣き喚くように激しく求めること。

　❷混じりけのない霊の乳

　　⑴霊の乳：実際のミルクではなく、霊的なミルク＝御言葉

　　⑵混じり気のない：この世の悪い習慣を含まない純粋な

④それによっておい育ち、救に入るようになるためである。

　❶悪い習慣を絶つ→御言葉をしたい求める→育って救いに入る

　　⑴悪い習慣を断つ必要がある。

　　⑵その上で御言葉を求める必要がある。

　　⑶実践的には、「悪習慣を断つ→御言葉を入れる」を反復する。

　❷悪いものを摂取することで、御言葉が入らなくなるから。

　　⑴赤子が離乳食を食べると、ミルクを飲まなくなるのと同じ。

　　⑵この世の悪意は、お菓子やジュースのように栄養に偏りがあり、中毒性がある。

　　⑶この世の悪意は、合わない味や匂いのように、真実からも遠ざける。

　　⑷不規則な信仰生活は、不規則な授乳習慣と同じ。

　　⑸成長不足の状態でこの世のものを味わうと、消化不良を引き起こす。

　❹御言葉を取らないと、霊的な免疫機能が落ちる。

　　⑴罪の侵入を予防する免疫グロブリンが足りない。

　　⑵罪の繁殖を抑えるラクトフェリンが足りない。

　　⑶罪を清めるリゾチームが足りない。

　　⑷霊的交わりを作るオリゴ糖が足りない。

　　⑸霊的習慣を発達させるサイトカインが足りない。

3。教会は赤子の集まり

①悪い習慣を捨てましょう。

“もしあなたの右の目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。五体の一部を失っても、全身が地獄に投げ入れられない方が、あなたにとって益である。”

‭‭マタイによる福音書‬ ‭5‬:‭29‬ 口語訳‬

　❶それほどこの世のものには中毒性があり危険である。

　　⑴ 悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、悪口

　❷御言葉の入り込む隙間を与えない。

　　⑴ご飯前のお菓子のように危険

　❸私たちはこの世のもので、知らず知らず神の言葉を逃している。

　　⑴ゲーム、ドラマ、SNS

②毎日御言葉を慕い求めましょう。

“イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。”

‭‭マタイによる福音書‬ ‭4‬:‭4‬ 口語訳‬

　❶神の国の民にとっては、神の御言葉が日々の糧である。

　　⑴イエスは決して大袈裟にいっているだけではない

　❷御言葉を食べなくても生きていける？

　　⑴それはすでに私たちがこの世のもので中毒になっているから

　　⑵麻薬中毒者は食事を取らなくても生きていける？

　　⑶赤子がミルクを求めなくなったら、大丈夫ではなく危険信号

　❸人の体だけでなく、霊も摂取したもので作られる。

　　⑴ジャンクフードで健康体は作られない

　　⑵健康な体は健康的な食事で作られる

　　⑶健康な霊も健康的なもので作られる

③教会は赤子の集まりであると覚えましょう。

“それを見てイエスは憤り、彼らに言われた、「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。”

‭‭マルコによる福音書‬ ‭10‬:‭‭14‬ 口語訳‬

　❶誰が神の国に入る？

　　⑴大人ぶって自分はなんでもできるという人？

　　⑵赤子のように泣きじゃくって御言葉を求める人？

　❷イエスはなぜ憤った？

　　⑴霊の乳を求める人々を止めたから。パリサイ人のよう。

　　⑵赤子が泣いて求めるのに、ミルクを与えないのは本当に悪い人。

　❸自分を成長させるのは御言葉だけ。

　　⑴この世の成功体験、祈りが叶えられた体験、奇跡体験？

　　⑵自慢するようになるのなら、その体験は毒になる。

4。まとめ

①悪い習慣を捨てましょう。

②毎日御言葉をしたい求めましょう。

③教会は赤子たちの集まりです。 

→そうすることで私たちは聖なる神の国の民として成長することができます。