20251221聖誕記念午後礼拝
聖書:ルカ2:10−11
題目:生きる不安を取り除くクリスマス
賛美:115、126
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
“御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。 きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。”
ルカによる福音書 2:10-11 口語訳
1。イントロダクション
①絶望の中で 「命を絶つ人」 と 「生き抜く人」 の違い
❶命を絶つ人
⑴仕事のストレス、将来の不安、生活苦、孤独…でいっぱいの人。
⑵苦しみや不安から解放されるため、自ら命を絶つ。
❷生き抜く人
⑴仕事も健康も恋人も失い、恥ずかしさの中でも、お金がなくても生きている人。
⑵全く同じような苦しみの中でも、 生きることを選び続ける人がいる。
❸両者の違いは?
⑴ 不安の有無ではない。どちらも大きな不安を抱えている。
⑵違いは、「自分を生かす光を持っているか」
→聖書が語るクリスマスの出来事は、その“光”について語っている。
2。本文解説
①時代背景
❶羊飼いは下層階級
⑴宗教的には「汚れた者」と軽蔑され、礼拝にも行きにくい
⑵職業的に不安定
⑶夜間に働く危険な仕事
❷現代で言うなら、馬鹿にされる存在。
⑴社会から評価されず、休みも保証されず、将来の見通しが立たない立場
⑵人々から大切されず、後回しにされる存在
❸しかしクリスマスの日に起きたのは。。。
⑴「生きる不安」を最も強く抱える羊飼いたちに最初の知らせが届けられた。
②「恐れるな」
❶不安でいっぱいだった羊飼いに、まず「恐れなくてよい」と告げられた。
❷神はまず、心にある“恐れ”に触れてくださるお方。
❸原因を見ずに前進させるのではなく、「怖いよね」「不安だよね」と寄り添ってくれる。
③「大きな喜び」
❶これは特定の人ではなく、すべての人に向けられた喜び。
❷成功している人、強い人だけではない。
❸弱い人、貧しい人、不安の中にある人にも向けられた喜び。
④「あなたがたのために救い主がお生まれになった」
❶あなたがたのために=羊飼いたちのために=不安を抱える人のために。
❷救い主とは、罪だけでなく、生きる不安・恐れ・孤独からも救うお方。
❸神は、「強い人」ではなく、「今、不安の中にいる人」にやって来る。
3。適用
①みんな、不安を抱えて生きている。
❶仕事の不安、家族の不安、健康の不安、人間関係の不安、老後の不安、
将来が見えないという漠然とした不安
❷「先が見えないこと」から不安が生まる。未来が見えないから、心が暗くなる。
❸しかし、聖書は「救い主が来られたので、もう恐れなくてよい」と教える。
→生きることが不安ですか?心配しないでください。あなたの為に救い主が来ました。
②神があなたを見捨てていないという証拠=聖書を信じてみませんか?
❶「天の神が、人となって私たちへ降りて来られた」
→これは「あなたを大事に思っている」という最大のサイン。
❷「イエスは弱さに同情できるお方だ」
→あなたの痛みも、恐れも、涙も、わかってくださる。
❸「神は私たちに使命=生きる理由を与える」
→イエスが私たちを生かす光となってくれる。
4。結論
①クリスマスは、「恐れなくていい」と神が語られた日です。
②あなたの不安の中に、救い主イエスが“あなたのために”来られました。
③だから今日イエスを迎えるなら、あなたは一人で不安を抱えて歩く必要はありません。
→イエスキリストを受け入れ、クリスマスに生きる不安を取り除きましょう。


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