20210808日曜午後礼拝 in 大阪中央教会
聖書:2コリント9:10
題目:備えられる種
説教:高曜翰 伝道師
「種を蒔く人に種と、食べるためのパンとを備えてくださる方は、あなたがたにも種を備え、それを増やし、あなたがたの義の実を増し加えてくださる。」
1.アメリカでの神学勉強
2016年3月、イカリ消毒を退社し、英語の勉強を始めました。
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① 結婚のために貯めていた貯金を使い
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② アメリカで神学を学び
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③ 牧師になるため
これらは、以前の私では考えられない決断でした。神様が心を変えてくださったのです。
(もちろん、「日本や韓国で結婚できなかったからアメリカに希望を持った」という人間的な期待もありましたが…)
しかし、TOEFLだけはどうしても80点を超えませんでした。
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2016年 Agos
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2017年 イングリッシュイノベーションズ、Arcadia University
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2018年 Westminster Theological Seminary、Biblical Theological Seminary
どれだけ努力しても80点には届かず、結局2019年にMissio SeminaryのMDivに進学。
2021年12月に修了予定となりました。
「なぜ、ここまでしてアメリカに行こうとしたのか?」
当時は分かりませんでしたが、のちに神様の導きだったと気づかされることになります。
2.アメリカでの教会生活
渡米後、最初はアメリカ人教会と韓国人教会の2つに通いました。
その後も、中国人教会、日本人教会、韓国系アメリカ人教会など、さまざまな教会に関わりました。
インマヌエル教会では、バスケットボールミニストリーや子ども礼拝で奉仕しました。
そして2019年8月から、イエスサラン教会で伝道師として働くことになりました。
そこで、キンゴン牧師と出会いました。
① コロナ禍での教会開放
コロナ禍でも教会を閉めず、食事も続けたため、多くの批判を受けました。
しかし、私たちは恐れるよりも、神様を愛することを優先しました。
禁止されても、愛する人には会いたいものです。
神様が願うのは「問題がなくなること」ではなく、問題を通して人が変わることだと学びました。
② ホームレスミニストリー
教会の予算に合わない規模でしたが、ホームレスミニストリーを始めました。
人々の批判や攻撃もありましたが、やめませんでした。
私たちは自分を表すのではなく、神様を表すために生きたいからです。
そして、神様は私たちに「+α」を与えてくださっています。
自分のためだけでなく、ほかの人のために生きるようにと。
③ 伝道師としてのあり方
韓国語も英語も満足にできない私を、教会は雇ってくれました。
最初は「しっかり教えなきゃ」と必死でした。
しかし、誰もついてこない…。
そこで気づきました。
大切なのは「教えること」ではなく、
一緒にいることだと。
神様に何かをもらうから嬉しいのではなく、
神様と共にいること自体が喜びであるように。
牧師とは、上から指導する者ではなく、
信徒が神様のために奉仕できる場を整え、
共に歩む存在だと学びました。
3.日本でやりたいこと
日本では、特に子どもたちと共に歩み、
神様がどのような方かを見せる働きをしたいと思っています。
教会が、子どもたちにとっての「避難所」となるように。
そして、彼らに伝えたいことがあります。
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人生の主権を神様に返すこと
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善悪の判断基準を神様に委ねること
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神様を一番に愛すること
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自分の持っているもので誇るのではなく、キリストを表すこと
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問題をただ解決するのではなく、問題を通して自分が変えられること


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