20211015早天祈祷会 in Jesus Love Church
聖書:ヘブル人への手紙 5:1-14
題目:乳から始める
賛美:320番
説教:高曜翰 伝道師
1.大祭司の役割とは何か(1–3節)
大祭司の務めは 神に仕え、民を思いやり、自分自身と民のために罪の生贄をささげること です。
イエスが貧しい姿で生まれ、弱さを身に負ってくださったことは、この“大祭司としての思いやり”の具体例といえます。
2.イエスが大祭司となった根拠(4–10節)
イエスが大祭司となられたのは、ご自身の選びによるのではなく、神による選び です。
これは、アロンが神の選びを象徴する「芽生えた杖」を受けたことのように、神の権威と召しによって任命されたということです。
3.なぜ神の言葉の初歩(乳)を飲む必要があるのか(11–13節)
“義の言葉”は初心者には理解が難しく、まずは初歩である乳のような基本から学ぶ必要があります。
たとえば、
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はちみつ
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生野菜
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餅
などが大人には食べられても、乳児には難しいのと同じです。
信仰においても同じで、世の価値観で神を理解するのは難しいのです。
人は時にこう言います。
「なぜ神は助けてくれないのか」
「助けてくれない神なんていらない」
これは、まだ“乳”の段階にあり、神の御心の深さを理解していない状態を表しています。
4.神の言葉という“堅い食物”を食べる者(14節)
“堅い食物”とは、神の言葉を深く理解し、実践できるほど訓練された者のためのものです。
大人の料理のほうが種類が多く、美味しく、栄養も豊かなのと同じように、霊的にも成長すれば受け取れる恵みは多くなります。
しかし、長年信仰生活をしていても、赤子のような信仰のまま停滞してしまうこともあります。
イスラエルの歴史で言えば、
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エジプトから出てきた世代は価値観がエジプト的
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荒野で生まれた世代は価値観がイスラエル的
という違いがありました。
私たちクリスチャンも、キリストを表す者として、
相手を思いやり、弱さを理解する心 が求められています。
ただし、悪意に対しては注意深く接する必要があります。


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