20250111土曜祈祷会
聖書:民数記20:23-29
題目:アロン―次世代へ引き継ぐ祝福
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.モーセとアロンの対比
同じ時代に召された二人の指導者、モーセとアロン。
二人の歩みを比べると、それぞれの役割と課題、そして神の導きが見えてきます。
① モーセ
モーセは、神の力によってエジプトに十の災いを下し、イスラエル民族を出エジプトへと導きました。
追いかけてきたエジプト軍は海の中で滅びました。
さらに彼はシナイ山で十戒を授かり、荒野で40年間、民を導き続けました。
まさに偉大な指導者でした。
② アロン
一方、アロンの歩みには失敗も多く記されています。
モーセが十戒を授かるために山に登っている間、彼は民の求めに応じて金の子牛の偶像を造りました。
また、姉ミリアムと共にモーセに反抗したこともありました。
さらに、長男ナダブと次男アビフは誤った方法で礼拝をささげ、主の火によって焼き尽くされました。
③ 二人とも約束の地に入れなかった
二人とも、最終的には約束の地カナンに入ることはできませんでした。
民が水を求めたとき、神は岩を一度打つよう命じられました。
しかしモーセは怒りの中で岩を二度打ってしまいました。
人間的には小さな違反に見えるかもしれませんが、神の視点からは重大な不従順でした。
その結果、
モーセはヨシュアに、
アロンはエレアザルに、
それぞれ使命を引き継ぎました。
モーセは霊的な息子に、
アロンは実の息子に引き継いだのです。
2.それぞれの家庭
次世代への祝福は、家庭の姿にも表れます。
① モーセの家庭
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妻:ミデアン人、またクシ人と記されています。
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子:ゲルション、エリエゼル。
かつて、息子に割礼を施していなかったため、神がモーセを殺そうとされた出来事もありました。
また、ゲルショムの子ヨナタンとその子孫はダン族の祭司となり、偶像崇拝に関わることになります。
② アロンの家庭
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妻:ヘブル人
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子:ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル
ナダブとアビウは、モーセ、アロン、70人の長老たちと共に神の前で食事をするという特別な経験をしましたが、後に罪を犯して命を落としました。
しかしエレアザルの子ピネハスは、イスラエルの危機を解決する働きをしました。
さらに、エレアザルとイタマルの子孫であるザドクとアヒメレクは、ダビデ王を支える祭司となりました。
家庭の中で、信仰の流れが受け継がれていったのです。
3.親として子どもに求めること
私たちは、子どもに何を求めているでしょうか。
① 子どもにかける言葉
「いい大学に入って、いい会社に就職するんだよ。」
→ 競争と脱落のストレスにより、道を外れてしまうこともあります。
「楽しく生きてくれたらいいよ。」
→ 自分が何者なのか分からず、本当の自分探しに迷い込むこともあります。
「そのままでいいよ。」
→ 努力しない、怠けた姿勢になってしまうこともあります。
② 親が本当に願うこと
本当は、
自立して、たくましく生きてほしい。
しかし人間には限界があります。
神に寄り添って生きること以上に、確かな安心はありません。
それでも、「自分の子どもに信仰を強要したくない」と考える親もいます。
③ アロンのような信仰の家庭を
モーセのような英雄になることよりも、
アロンのように信仰が流れていく家庭を築くことを目指したいものです。
聖書には、信仰の継承の例が記されています。
イサクの嫁探し、ヤコブの嫁探しも、信仰を守るための選択でした。
しかし、預言者サムエルの息子たちでさえ信仰を持ちませんでした。
信仰は自動的に引き継がれるものではありません。
それでも、家族が救われることは大きな喜びです。
神の言葉を語ることで、信仰の家庭を築くことができます。
4.家族が救われる祝福
使徒行伝16章30〜34節には、こう記されています。
「先生がた、わたしは救われるために何をすべきでしょうか。」
「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。」
そして彼と家族は神の言葉を聞き、全員がバプテスマを受けました。
家族全体が主を信じる喜びにあずかったのです。
結論
私たちが目指すのは、モーセのような英雄になることではありません。
アロンのように、
次世代へ信仰を引き継ぐ家庭を築くことです。
神の言葉を語り続ける家庭に、祝福は流れていきます。
次世代へと続く信仰の道を、主にあって築いていきましょう。


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