20250214早天祈祷会
聖書:使徒行伝6:8-15
題目:苦難の中でも平安なステパノ
賛美:216、190
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
「議会で席についていた人たちは皆、ステパノに目を注いだが、彼の顔は、ちょうど天使の顔のように見えた。」
(使徒6:15 口語訳)
1.本文解説
① ステパノの奉仕
七人の執事のうち、ステパノとピリポは、ただ配給の働きをするだけでなく、不思議なわざとしるしを行っていました。ステパノは恵みと力に満ち、民衆の中で大胆に働いていました。
彼は特にギリシャ語圏の会堂を訪れ、イエスがメシアであることを伝えていました。当時、エルサレムには400以上の会堂があったと言われています。その中で福音を語っていたのです。
② リベルテンの会堂での対立
問題は、いわゆる「リベルテン(自由民)」の会堂で起こりました。彼らは各地から帰還したユダヤ人の解放奴隷たちで、主に四つのグループに分かれていました。
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クレネ人(リビアからの帰還民)
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アレキサンドリヤ人(エジプトからの帰還民)
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キリキヤ出身の人々(サウロの故郷タルソを含む)
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アジヤから来た人々(小アジア地方)
ステパノは彼らと議論しましたが、彼は知恵と聖霊によって語っていたため、誰も対抗することができませんでした。
そこで彼らは、ある人々をそそのかし、「ステパノがモーセと神を汚すのを聞いた」と偽証させました。脅迫や買収によって証言させた可能性があります。偽証は本来、死罪に値する重大な罪です。
③ ステパノの逮捕
ステパノは冒涜罪で訴えられました。偽証を聞いた民衆、長老、律法学者たちは激怒し、彼を捕らえてサンヘドリンに引き出しました。全員出席なら71名の議員の前に立つことになります。
彼らの訴えはこうでした。
「ステパノは神殿と律法に逆らっている」
「ナザレのイエスが神殿を壊し、モーセの律法を変えると言っている」
しかし実際には、イエスが「三日で建て直す」と言われた神殿は、ご自身の体を指していました。
この訴えは、あらゆる立場の人々を怒らせるものでした。
完全に包囲された状況の中で、ステパノの顔は天使の顔のように輝いていました。
モーセの律法を守らないと訴えられた彼が、まるでモーセのように顔を輝かせていたのです。
彼は苦難のただ中にありながら、平安に満たされていました。
2.適用
① 勝とうとせず、真実を語ろう
人は口で勝てないと、手を出します。
ステパノに議論で勝てなかった人々は、偽証によって彼を殺そうとしました。
イエスも同じでした。誰も議論で勝てなかったため、ついには殺そうと決意しました。
私たちは口論で勝つことを目的にしてはなりません。自分が勝てば、相手は正義を捨て、暴力に訴えることもあります。自分の満足のために勝とうとすれば、後に後悔します。
勝つためではなく、真実を伝えるために語るべきです。
② 知恵と聖霊に満ちた人になろう
ステパノは神から来る知恵に満ちていました。聖霊が語るべきことを教えてくださったからです。イエスも、ご自身で語っているのではなく、御霊が語らせていると言われました。
ステパノは聖霊に満ちていたからこそ、奇跡を行い、議論にも動じませんでした。
私たちが集中すべきことは、「どうやって成功するか」「どうやって問題を解決するか」ではありません。ステパノのように、聖霊に満たされることです。
③ 聖霊の導きを受けて生きよう
ステパノは執事としての働きも、伝道の働きも、与えられた場所で一生懸命に果たしました。与えられた仕事を誠実に行うことが大切です。
イエスも、与えられたメシアとしての使命を最後まで全うされました。
「酒に酔わず、御霊に満たされなさい」(エペソ5:18)とあります。酒に酔えば、自分の意思ではなく、酒に支配された行動になります。同じように、聖霊に満たされると、自分の思いではなく、聖霊に導かれた行動になります。
それは無理やりではなく、神様の御心に喜んで従う姿です。掃除や皿洗い、伝道など、与えられた働きを感謝して行うようになります。自分のためではなく、神様のために行動するようになるのです。
3.まとめ
① 勝とうとしないこと。
人は口で勝てないと、手を出すようになります。
② 聖霊に満たされた人になること。
勝ち負けから解放され、信じることに生きるようになります。
③ 聖霊の導きを受けること。
自分の思いではなく、神様の御心に従い、与えられた仕事を一生懸命に果たしましょう。
苦難の中でも平安に満たされていたステパノのように、私たちも聖霊に満たされ、揺るがない心で歩む者となりましょう。
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