20250418苦難週間早天祈祷会
聖書:ルカ23:18-25
題目:バラバの解放
賛美:162、164
説教:高曜翰 副牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
(1)ピラトの敗北
ピラトは繰り返し、イエスの無罪を主張しました。
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「調べたが、訴えのような罪は認められなかった」
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「ヘロデも同じ判断であった」
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「この人は死に当たることはしていない」
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「鞭打ってから釈放しよう」
さらにピラトは、バラバとの比較によってイエスを解放させようと試み、
人々に選択の機会を与えました。
しかしそれでもなお、「この人はどんな悪事をしたのか」と三度問いかけながら、
最終的には「鞭打ってから許す」という妥協案しか出せませんでした。
結果としてピラトは、群衆の声に負けてイエスを引き渡してしまいます。
彼は努力はしたものの、最後には人を恐れて正しい裁きを曲げてしまいました。
人々が執拗に叫び続けたため、
残忍で頑固とされていたピラトでさえも、諦めざるを得ないほどの状況だったのです。
(2)バラバの解放
①バラバとは誰か
バラバという名前は「父の子」という意味を持っています。
このバラバ(イエス・バラバ)は、暴動と殺人の罪で捕らえられていた反逆者でした。
②ピラトの提案
ピラトは、人々がイエスを選ぶだろうと考えていました。
しかし群衆は、イエス・キリストではなく、バラバの解放を求めました。
③イエスの十字架刑の決定
その結果、バラバは解放され、
イエスは鞭打たれ、茨の冠をかぶせられ、紫の衣を着せられて侮辱されます。
そしてついに、イエスの十字架刑が決定されました。
2.適用
(1)ピラトはなぜ罪を犯したのか
ピラトが罪を犯した理由は、自分の責任を放棄したことにあります。
裁判官として正しい判断をすべき立場にありながら、それを貫くことができませんでした。
彼はこれまで、自分に与えられた権威によって人々を裁いてきました。
過越の祭りに囚人を解放することも、自分の権威を示す行為でした。
しかしイエスは言われました。
「上から与えられたものでなければ、あなたには何の権威もない」(ヨハネ19:11)
ピラトは自分の権威によってイエスを釈放しようとしましたが、
ユダヤ人たちは「もしこの人を釈放するなら、あなたはカイザルの味方ではない」と脅しました。
その結果、ピラトは自分の権威が無力であることを知り、
鞭打って釈放するという妥協策に頼らざるを得なくなりました。
ここにある問題は、「自分の力を信じて生きていること」です。
(2)すべては神の主権の中にある
イエスを裁いた人々は皆、自分の権威によって行動していると思っていました。
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アンナス
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カヤパ
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サンヘドリン
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ヘロデ
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ピラト
彼らもユダヤ人たちも、自分たちの思い通りに進んでいると考えていました。
さらには、悪魔でさえもそう思っていたでしょう。
しかし実際には、それはすべて私たちを救うための神様の計画でした。
すべては神様の許可なしには起こり得なかったことです。
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石打ちではなく十字架刑になったこと
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ユダの裏切りによって時が早められたこと
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偽証による迅速な裁判が行われたこと
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頑固なピラトが折れたこと
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パリサイ人とサドカイ人が協力したこと
これらすべては、あり得ない出来事の積み重ねでした。
しかしそれが、イエスの十字架へと導かれたのです。
(3)バラバのような私たちのために
バラバは「父の子」という名前を持ちながら、実際には罪人でした。
これは、私たちの姿と重なります。
私たちもまた、神様から与えられた力を自分のもののように使い、
自分が正しいかのように振る舞い、人を裁いてしまう存在です。
アンナス、カヤパ、ヘロデ、ピラトも同じでした。
彼らは神から与えられた権威を、自分のもののように扱っていました。
本来、十字架にかかるべきはバラバであり、私たちです。
しかし実際には、無罪のイエス・キリストがその代わりに死なれました。
それは、バラバのような私たちを解放するためでした。
では、解放された者はどう生きるべきでしょうか。
それは、この十字架の意味を受け取り、
イエス・キリストを伝えることです。
私たちは、イエスが自分の身代わりとなって死なれたことを知っています。
結論
あなたは、この事実を知ってどう生きますか。
キリストのように神の愛を受け入れ、人を救うために生きるのでしょうか。
それとも、バラバのように、その恵みを自分のためだけに使うのでしょうか。
すべての聖徒が、イエス・キリストのように生きることを願います。


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