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伝道する相手との一体化(使徒17:22-28)
고요한 2026-03-24 추천 0 댓글 0 조회 14

 

20250619早天祈祷会

聖書:使徒17:22-28
題目:伝道する相手との一体化
賛美:369、370

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会


1.本文解説

① パウロは雄弁家として語り始めた

パウロはアレオパゴスの中央に立ち、ラビとしてではなく、アテネ人に理解される雄弁家として語り始めました。

アテネの人々は旧約聖書の知識を持たず、唯一神信仰の概念もありませんでした。しかし一方で、非常に知的で哲学的な関心を持つ人々でした。そのような中で、彼らの神経を逆なでするような語り方は非常に危険でした。

そこでパウロは、まずアテネ人の宗教心の高さに言及します。「あなたがたはあらゆる点で宗教心に富んでいる」と語りました。この言葉(デイシダイモニステロス)は、良い意味にも悪い意味にも取れる表現であり、「神を敬う心がある」という意味と同時に「迷信深い」という意味も含んでいます。つまり、相手を一方的に褒めるのでもなく、非難するのでもない、絶妙な表現でした。

さらにパウロは、「知られない神」と刻まれた祭壇に注目します。彼は「偶像」という言葉を使わず、「拝む対象」という表現を用いました。アテネの人々は、自分たちが知らない神々が存在するかもしれないと考え、その怒りを避けるためにこのような祭壇を設けていたのです。


② 「知られない神」の正体を明らかにする

パウロは、アテネの人々の習慣を頭から否定するのではなく、それを出発点として語り始めました。共通の理解に立ちながら福音へと導いていったのです。

まず彼は、「創造主」「万物の主」という、ギリシャ人にも理解できる神の概念を用いて語りました。これにより、不必要な反発や告発を避けながら話を進めることができました。

しかしその後、彼ははっきりと対立する真理を語ります。神は唯一であり、人の手で造られた宮には住まわれません。これは多神教や神殿中心の宗教観を否定するものです。また神は人の奉仕を必要とせず、むしろすべての人に命と息と万物を与える方です。さらに神は、すべての民族を一つの起源から造られたと語り、アテネ人が自分たちを特別視する考えを否定しました。

またパウロは、神が今も働いておられる方であることを強調しました。これは当時の哲学思想への明確な応答でした。すなわち、エピクロス派の「神は人間に関与しない」という考え、不可知論、そして死や神への恐れを取り除こうとする思想を否定しました。またストア派の非人格的な神観や運命論、人間が受け止め方を変えるしかないという考えも否定し、神が今も人に働きかけておられることを示したのです。


③ 私たちは神のうちに生きている

パウロはさらに、「私たちは神のうちに生き、動き、存在している」と語りました。これはクレタ人の詩人エピメニデスの言葉の引用です。

この言葉によって、神は遠く離れた存在ではなく、私たち一人ひとりに近い存在であることが示されます。ギリシャ神話の神々のように遠くにいるのではなく、むしろ神が私たちを支えておられるのです。

さらにパウロは、「私たちもまたその子孫である」という言葉を引用します。これはキリキヤの詩人アラトゥスの言葉です。ギリシャ人は自分たちをゼウスの子孫と考えていましたが、パウロはすべての人が同じ創造主によって造られた存在であることを示しました。

ここにパウロの目的があります。それは相手を知恵で言い負かすことではなく、伝道する相手と一体化することでした。同じ立場に立ち、相手の言葉を用いて福音を説明していたのです。


2.適用

① 伝道において相手との一体化が重要である

「わたしは、すべての人に対して自由であるが、できるだけ多くの人を得るために、自ら進んですべての人の奴隷になった。」(Ⅰコリント9:19-20)

パウロは謙遜に、相手の言葉を用いて福音を語りました。「創造主」「維持者」「知られない神」、さらにはギリシャの詩人の言葉まで用いています。これは、伝道する相手と一体化するためでした。そのためには、相手についてよく知ることが必要です。


② イエスも相手の立場に立たれた

イエスもまた、相手の立場に立って語られました。

サマリヤの女性には「水」という身近なテーマから語り、彼女の過去を責めるのではなく、希望を示されました。またザアカイに対しては「あなたの家に泊まる」と語り、社会から拒絶されていた彼と共に歩まれました。

さらに、罪人や取税人、遊女たちと共に食事をされたのも、彼らと一体となり、彼らを理解するためでした。


③ 私たちも日本人の言葉で福音を語る

私たちもまた、謙遜に日本人の言葉で福音を語る必要があります。

そのためには、日本人の多神教的な世界観を理解することが重要です。そして決してそれを軽んじるのではなく、尊重する姿勢を持たなければなりません。仏教や神道について学び、相手の立場に立って語る備えが必要です。


3.まとめ

私たちの日本宣教においても、仏教や神道、日本文化について理解を深め、それらを踏まえた上で福音を語る備えをしていきましょう。伝道する相手と一体化し、同じ立場に立って語ることが、福音を伝えるために大切な姿勢です。

 

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