20250624早天祈祷会
聖書:使徒18:1-4
題目:コリントでの出会い
賛美:405、406
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
① パウロは一人でコリントへ向かった
パウロはアテネを去り、コリントへ向かいました。このとき、シラスやテモテはまだ合流しておらず、彼は一人で行動していました。そのため、彼は不安や弱さを覚えていたと考えられます(Ⅰコリント2:3)。
コリントはアテネから約80km西に位置する大きな商業都市であり、当時の人口は約20万から50万人とされ、ローマ帝国の中でも有数の大都市でした。アテネと比べても、その規模ははるかに大きなものでした。
またこの町には、山の上にアフロディーテの神殿が建てられており、ローマ神話ではビーナスにあたる女神が祀られていました。コリントは道徳的にも堕落した町として知られ、「コリントの女」という言葉が娼婦を意味するほどでした。神殿には多くの神殿娼婦が存在していたとも言われています。
② アクラとプリスキラとの出会い
そのような中で、パウロはアクラとその妻プリスキラに出会います。
この夫婦はポント出身のユダヤ人で、ローマから来たばかりでした。これはクラウディオ帝がユダヤ人をローマから追放したことによるものでした。当時、キリストに関する問題でユダヤ人の間に騒動が起こっていたためです。
パウロは彼らと同じ天幕職人であったため、一緒に住み込み、働きながら生活を共にしました。当時のラビは、自分の職業を持ちながら教えるのが一般的であり、弟子から報酬を受け取らないことが原則でした。
この出会いは、パウロにとって大きな支えとなりました。
③ 会堂での継続的な伝道
パウロは安息日ごとに会堂に行き、ユダヤ人やギリシャ人に福音を伝え続けました。
アクラとプリスキラという信仰の強い仲間に出会ったことで、彼は大いに励まされました。お互いに弱さを覚える中で、支え合いながら働きを続けたのです。
この夫婦はその後も重要な働きを担い、ローマ書やコリント人への手紙、テモテへの手紙にも名前が記されています。
2.適用
① 暗闇の中でも神は出会いを備えておられる
アクラとプリスキラはローマから追放されてコリントに来ました。一方パウロは、知的で冷たいアテネから、堕落したコリントへと導かれてきました。
人間的に見れば困難な状況でしたが、神はその中で出会いを備え、同じ仕事を通して生活を支えながら伝道できるようにされました。
② イエスも孤独の中で助けを受けられた
イエスもまた、孤独な歩みの中で神からの助けを受けておられました。
バプテスマのヨハネは主の道を備え、多くの人々が離れていく中でも、12人の弟子たちはイエスに従い続けました。また、マグダラのマリアやヨアンナ、スサンナといった女性たちは、イエスの働きを実務的・経済的に支えていました(ルカ8:1-3)。
③ 教会も同じ原則の中にある
私たちの教会も同じです。使命を忘れずに神の働きを続けるとき、神は必ず助け手を備えてくださいます。
神は人を一人で働かせる方ではありません。霊的にも、また経済的にも、必要な助けを与えてくださるお方です。そのことを信じて歩むことが大切です。
3.まとめ
私たちは時に落ち込んだり、不安を覚えたりすることがあります。しかしそのような中でも、パウロのように前に進み続けていきましょう。神は必要な出会いと助けを必ず備えてくださいます。
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