20250625早天祈祷会
聖書:使徒18:5-11
題目:拒絶されても元気を出そう
賛美:369、370
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
1.本文解説
① シラスとテモテとの合流と、激しい拒絶
マケドニヤからシラスとテモテが合流すると、パウロは御言葉を伝えることに専念するようになりました。それまではアクラとプリスキラのもとで働きながら伝道していましたが、ここからは天幕作りをやめ、伝道に全力を注ぐようになったのです。
しかし、会堂で語る中でユダヤ人たちはこれに反抗し、パウロをののしりました。そこでパウロは、自分の上着のちりを振り払い、「あなたがたの血はあなたがた自身に帰れ。私は責任がない」と語りました。これは、福音を受け入れない責任が本人にあることを示す強い意思表示でした。
そしてパウロは、会堂での伝道から離れる決断をします。
② 異邦人への転換と新たな実り
パウロはユダヤ人中心の伝道から離れ、異邦人へと働きを移しました。そして会堂の隣に住む、神を敬うテテオ・ユストの家を拠点とします。
すると驚くべきことに、会堂司であるクリスポとその家族が主を信じ、洗礼を受けました。さらに多くのコリントの人々も福音を聞いて信じ、次々とバプテスマを受けるようになりました。
会堂のすぐ隣で福音を語ることで、聞きたい人は自由に来ることができる環境が整えられました。反対する人々は離れ、求める人々が集まるという、新しい形の伝道が始まったのです。
③ 主の励ましと長期的な働き
ある夜、主は幻の中でパウロに語られました。
「恐れるな。語りつづけよ。黙ってはならない。わたしがあなたと共にいる。」
会堂での拒絶により、パウロは心身ともに疲れていたことでしょう。しかし主は、そのような彼に直接語りかけ、励まされました。
さらに主は、「この町にはわたしの民が大勢いる」と約束されました。まだ信じていない人々の中にも、やがて救われる者が多くいることを示されたのです。
この励ましを受けて、パウロはコリントに一年六か月滞在し、神の言葉を教え続けました。これは単なる伝道にとどまらず、教会が形成され、弟子訓練が行われていたことを意味しています。
2.適用
① 拒絶されても、福音を伝え続ける
パウロは会堂で拒絶され、深く落ち込んだことでしょう。しかし彼は、場所と対象を変えながら、福音を伝え続けました。その結果、神からの慰めを受け、実りを見ることができました。
イエスもまた、多くの町で拒絶を経験されました。ナザレやサマリヤ、コラジン、ベツサイダ、カペナウムなどで受け入れられないことがありましたが、それでも別の町へ行き、教えと癒しを続けられました。
「もしあなたがたを迎えもせず、あなたがたの言葉を聞きもしない人があれば、その家や町を立ち去る時に、足のちりを払い落しなさい」(マタイ10:14)
この御言葉が示すように、福音が拒まれたときには無理に押し付けるのではなく、次の場所へ進むことも大切です。
② 人や場所に執着せず、神に委ねる
私たちは一人一人に丁寧に福音を伝えたにもかかわらず、相手が離れていくと大きな失望を覚えます。しかし、福音を聞くべき人がどこにいるのかは、私たちではなく神が決められることです。
だからこそ、特定の人や場所に執着せず、「今はその時ではなかった」と受け止め、新しい一歩を踏み出すことが重要です。
その歩みの中で、神は必ず慰めを与え、実りを見せてくださいます。
3.まとめ
拒絶されるとき、私たちは傷つきやすくなります。しかしその時こそ、「神の時ではなかった」と心を切り替え、前に進むことが大切です。
パウロのように、恐れずに語り続けていきましょう。神は必ず、聞くべき人々と実りを備えてくださいます。


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